秋田市立千秋美術館 収蔵品データベース

舞台裏

金子義償 1940(昭和15)- 2019(令和1)

カテゴリー洋画 
制作年1972(昭和47)
技法・材質油彩・キャンバス
寸法(cm)H130.0×W161.5
受入年度平09年度所管換

 1963(昭和39)年から東京の人形劇団に所属し、1978年に秋田に戻った後、「あきたろう人形劇団」を主宰したこともある金子は、舞台をテーマにした作品を多く描いた。東京で活動していた時期に制作された本作には、出番を待つ者、進行を心配気に見守る者、ふと我にかえったような顔つきの者など、人形劇が繰り広げられている舞台から暗い裏側へと漏れ伝わるライトに照らされた四人の演者が描かれている。作家自身の経験に基づき、舞台にかかわる人物の姿や心境を臨場感たっぷりに表現した作品である。1972年第4回改組日展出品作。

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