ノートルダム寺院
小西正太郎 1876(明治09)- 1956(昭和31)
カテゴリー | 洋画 |
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制作年 | c.1925(大正14頃) |
技法・材質 | 油彩・キャンバス |
寸法(cm) | H27.3×W18.2 |
受入年度 | 昭51年度寄贈 |
パリ滞在中に制作されたとみられる作品で、ノートルダム大聖堂の西側のファサードがセーヌ川のほとりから望んだ構図で描かれている。日の差す方角から考えると、夕暮れ時であろう。光に照らされた南北の塔の先端には、黄色やピンク系の明るい色味が、陰になる下部の入口付近は青を中心に暗めの色味が用いられている。小品ながら、時間と光によって移ろう色彩の変化を的確に捉え、小西が目にしたパリの風景が軽やかな筆致で表された一点である。