秋田街道絵巻
伝 荻津勝孝
カテゴリー | 日本画 |
---|---|
制作年 | 江戸時代 |
技法・材質 | 紙本着色 |
寸法(cm) | (上巻)H46.0×W869.1 (中巻)H46.0×W778.0 (下巻)H46.0×W1521.7 |
受入年度 | 昭54年度購入 |
久保田城下から岩館まで、街道沿いの風景を描いた全3巻にわたる絵巻。八橋一里塚から土崎湊までを描いた上巻の中でも、北前船が湊に並び、商店が軒を連ね往来の人でにぎわう土崎の場面は圧巻である。中巻は相染から八郎潟沿いに鯉川まで羽州街道を北上、下巻は羽州街道との分岐点である金光寺から能代道、八森海道を通り、藩境の岩館に至る。街道に植樹された松の様子などから制作年代が推定されており、藩政期の秋田を知る歴史資料としても貴重である。