山水図
寺崎廣業 1866(慶応02)- 1919(大正08)
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | c.1911(明治44頃) |
技法・材質 | 紙本墨画淡彩 |
寸法(cm) | 各H163.0×W343.6 |
受入年度 | 平26年度購入 |
明治43年、廣業は横山大観、山岡米華とともに中国を旅し、蘇州をはじめ、上海、北京など各地でスケッチを残し、帰京後にみずみずしく雄大な山水画を制作している。本作の題材と構図は、翌年の第5回文展に出品した《支那風景》と酷似しており、筆線を極力抑え、簡略化して要所を押さえる、廣業ならではの筆の冴えが感じられる。