千紫万紅
寺崎廣業 1866(慶応02)- 1919(大正08)
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 1913(大正2) |
技法・材質 | 紙本着色 |
寸法(cm) | 各H130.5×W63.4 |
受入年度 | 平28年度購入 |
「千紫万紅」とは色とりどりに花が咲き乱れるさまをいい、本作では秋の高山に咲き乱れる草花を背景に、それぞれに音楽を奏する唐美人を描いている。横笛、琴、箜篌、簫などの楽器は、正倉院宝物に取材したものである。発色のよい岩絵の具を用いて彩色の擦れを活かし、地紙の白を効かせた色彩の調和が美しい作品である。