飲中八仙図
島田元旦
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 江戸時代(19世紀) |
技法・材質 | 絹本着色 |
寸法(cm) | H22.5×W123.5 |
受入年度 | 令02年度寄贈 |
「飲中八仙図」は、唐の詩人杜甫による『飲中八仙歌』を絵画化したもので、古詩の内容は、酒豪で知られた各界の名士である、賀知章、汝陽王李璡、李適之、崔宗之、蘇晋、李白、張旭、焦遂ら八人の醜態を詠んだものである。元旦特有の画面を埋め尽くす趣向はないものの、鮮やかな色彩を用い、細部まで緻密に描かれている。画巻の冒頭には落款「島元旦」、印章「香雲」(朱文長方印)があり、落款の書きぶりからは、30~40代であった文化年間(1804~17)頃の制作と推測される。