山水図
浦上春琴 1779(安永08)- 1846(弘化03)
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 1822(文政5) |
技法・材質 | 絹本墨画淡彩 |
寸法(cm) | 各H26.5×W30.3 |
受入年度 | 令02年度寄贈 |
右幅上「壬午夏六月寫于晩山書楼 春琴」の款記より、本作が描かれたのは1822(文政5)年、春琴は田能村竹田とともに頼山陽を訪ねるなど、旅をしていた40代半ばである。長崎をはじめとした九州遊歴および各地の文人との交流を深める中で実見した中国絵画など、これまでの学習の成果が真摯に画面にあらわれた、小品ではあるが優品である。40代の春琴はそれまでに学んできた作品の構図や描法を生かして多くの作品を描いた。