舞妓・芸者
寺崎廣業 1866(慶応02)- 1919(大正08)
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 1910(明治43) |
技法・材質 | 絹本着色 |
寸法(cm) | 各H144.0×W65.9 |
受入年度 | 昭59年度寄贈 |
初々しく扇の陰で恥らうような表情の舞妓と、左褄を取り凛とした表情の芸者。竹内栖鳳の《アレ夕立に》を様々な角度から意識し、美人の双璧京舞妓と東芸者を対照的に描いている。舞妓は、牡丹の総模様の華やかな振袖に赤いだらりの帯。一方の芸者は渋みのある色調に白百合の裾模様の粋な留袖。琳派の技法を用いた柔らかで艶やかな表現である。