孔雀
谷文晁 1763(宝暦13)- 1840(天保11)
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 1815(文化12) |
技法・材質 | 絹本墨画 |
寸法(cm) | H161.5×W84.3 |
受入年度 | 昭63年度寄贈 |
江戸後期に活躍した谷文晁は、狩野派、南蘋派、のちに南画や漢画、さらには洋風画まで、あらゆる画法を習得し、多彩な作品を残している。
この作品は孔雀を主題とした南蘋風の花鳥画で、水墨による写生的表現が見どころである。リズミカルな筆致と墨の濃淡により、豊かな羽の重なりや鮮やかな色彩を感じさせ、鋭い眼、がっしりと岩膚をつかむ爪の迫力ある描写が、生命力の強さをも表現している。