円窓美人図
藤氏憲承
カテゴリー | 日本画 |
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制作年 | 江戸時代 |
技法・材質 | 絹本着色 |
寸法(cm) | H97.2×W36.1 |
受入年度 | 平01年度購入 |
美しい女性が舞い飛ぶ蝶に目をやり、丸い窓から身を乗り出すようなしなやかな立ち姿を見せている。手前に突き出すように描くことで、まるで目の前に実在するような錯覚をおこさせる。 藤氏憲承について、その伝歴は明らかではないが、名称は、本作品の2顆の印章「羽陰藤氏」(朱文方印)「憲承之印」(白文方印)による仮称である。人物の肌や、衣服のひだ、室内調度の質感や遠近感の表現は巧みで、優れた画才の持ち主であったことがうかがえる。