伊藤博次「月映」|秋田市立千秋美術館 収蔵品データベース

秋田市立千秋美術館 収蔵品データベース

月映

伊藤博次 1919(大正08)- 1999(平成11)

カテゴリー洋画 
制作年1952(昭和27)
技法・材質油彩、キャンバス
寸法(cm)H97.0×W162.1
受入年度平03年度寄贈

 この年の春、秋田市での二科展開催に尽力した伊藤は、来秋した東郷青児らの知遇を得、本格的に制作活動を開始した。そして、秋の二科展にこの作品を初出品した。出品前に東郷青児のアトリエに持って行き、少年のセーターの黄色を落とすように指導されたという。尖塔と時計台のある建物を見下ろす高台で、煌々とした月光を浴びながら笛を吹く少年と、静かにその音色を聴いている少女。月明かりと音色が溶け出したような、メルヘンの世界が広がっている。形態と色彩がしっとりと調和した、伊藤の代表作である。

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