軍人帖
榊篁邨
カテゴリー | 日本画 |
---|---|
制作年 | 江戸時代(19世紀) |
技法・材質 | 紙本着色 |
寸法(cm) | H34.9×W26.1 |
受入年度 | 平03年度購入 |
榊篁邨は幕末から明治にかけ、藩書調所で活字御用出役として欧文教科書の翻刻にあたり、挿絵の原本模写などを行った画家である。明治初期には油絵が描ける洋画家としても知られていた。オランダ軍の武装図であるテウプケンのオランダ語原書『Beschrijiving hoedanig de Koninklijke Nederlandsche troepen・・・』の図版部分を模写したものである。武器や旗、楽器を持つ兵士などを陰影を意識しながら鮮やかに彩色している。美しい金唐皮で装丁され、佐竹家に伝わった。平戸松浦家他複数の大名家にも同様の模写本が存在している。