最終更新 2007.4.6
本市では、平成13年3月、22年度までを計画期間とする第9次秋田市総合計画を策定しました。その後、規制緩和の進展や経済成長の低迷といった情勢の変化のなか、施策・事業の見直しや重点化を行う必要が生じたため、平成15年3月、前計画である第10次秋田市総合計画を策定したものです。
第9次・第10次総合計画では、ともに「環境・都市基盤」「産業経済」「福祉・保健・防災」「教育・文化」「市民参加のまちづくり」の分野ごとに施策の大綱を位置づけており、本総合計画の策定にあたり、17年度までの成果を5つの分野ごとに市民評価の観点から総括しました。
具体的には、17年度に実施した「秋田市しあわせづくり市民意識調査」における「秋田市の分野別評価」と、11年度に実施した「地区政策調査」における「秋田市の居住環境に関する評価」について、結果を比較したものです。
平成11年度、17年度の調査結果について、各調査項目の「よい」「どちらかといえばよい」の割合の合計と、「悪い」「どちらかといえば悪い」の割合の合計を5つの分野に整理したうえ、各項目の平均値を算出し、結果を比較しました。
5つの分野の中でのよい評価の順位は2位で、ポイント変化は+1.9。悪い評価の少ない順では4位で、ポイント変化は−4.6です。11年度からはいずれもポイントが向上しています。
よい評価は5位であり、悪い評価の少ない順でも5位で、ポイント変化はいずれも最も悪い方向へ動いています。
よい評価は1位で、悪い評価の少ない順では2位であり、ポイント変化はいずれも最もよい方向へ動いています。
よい評価は3位で、ポイント変化は+4.8。悪い評価の少ない順では3位で、ポイント変化は+0.9であり、明確な傾向は見られません。
よい評価は4位で、ポイント変化は+4.2。悪い評価の少ない順では1位で、ポイント変化は+4.0であり、明確な傾向は見られません。
最も高い評価を得たのは福祉・保健・防災の分野で、11年度との比較においても+9.8とポイントの増加が大きくなっています。一方、最も評価が低かったのは産業経済の分野で、11年度との比較においても−2.0と、評価は前回を下回っています。
「よい」「どちらかといえばよい」の割合の合計が多い順 | ||||
順位 | 施策分野 | H17調査(%) | H11調査(%) | 増減 |
1 | ウ 福祉・保健・防災 | 24.9 | 15.1 | +9.8 |
2 | ア 環境・都市基盤 | 22.9 | 21.0 | +1.9 |
3 | エ 教育・文化 | 18.7 | 13.9 | +4.8 |
4 | オ 市民参加のまちづくり | 16.4 | 12.2 | +4.2 |
5 | イ 産業経済 | 10.3 | 12.3 | -2.0 |
悪い評価が最も少なかったのは教育・文化の分野であり、次いで福祉・保健・防災の分野となっています。11年度との比較においては、教育・文化の分野は、悪い評価が+0.9と増えていますが、福祉・保健・防災の分野は、悪い評価が−6.8と減少しています。一方、悪い評価が最も多かったのは、産業経済の分野であり、11年度との比較においても悪い評価のポイントが+9.4と最も増えています。
「悪い」「どちらかといえば悪い」の割合の合計が少ない順 | ||||
順位 | 施策分野 | H17調査(%) | H11調査(%) | 増減 |
1 | エ 教育・文化 | 17.7 | 16.8 | +0.9 |
2 | ウ 福祉・保健・防災 | 19.1 | 25.9 | -6.8 |
3 | オ 市民参加のまちづくり | 23.8 | 19.8 | +4.0 |
4 | ア 環境・都市基盤 | 26.7 | 31.2 | -4.5 |
5 | イ 産業経済 | 54.4 | 45.0 | +9.4 |
施策分野ごとの評価では、福祉・保健・防災の分野の評価が高い一方で、産業経済の分野については最も評価が低くなっており、11年度調査との比較においても同様の傾向が認められます。
この結果を踏まえ、第11次総合計画においては、将来都市像の前提に「豊かな生活を支える雇用、所得を確保することができる産業経済の強化」を据えるとともに、分野別将来都市像の第一に「豊かで活力に満ちたまち」を設定し、産業経済の強化に向けた積極的な施策展開をはかることとしたものです。
参考 第11次総合計画における5つの施策分野別での比較 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以上の総括結果を、第11次総合計画における5つの分野に再整理し、結果を比較しました。
よい評価、悪い評価の両面からみた結果、「緑あふれる環境を備えた快適なまち」の分野が最も評価が高く、11年度との比較においても評価は向上しています。一方、「豊かで活力に満ちたまち」の分野が最も評価が低く、11年度との比較においても評価は低下しています。
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