2000年
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十月に行われた国勢調査へのご協力、ありがとうございました。さて、今回の調査で秋田市の人口は何人になるか。人口当てクイズにもたくさんのご応募をいただきました。集計結果の速報は十二月に総務庁から発表される予定ですので、当選者発表はもうしばらくお待ちください。
今回は近年の秋田市の人口の動きをみてみました。
秋田市の人口は、昭和四十年代から五十年代前半にかけては年間四千人以上の増加がありましたが、最近は年間一千人前後の増加で推移しています。グラフ1を見ると分かるように、上昇カーブはとても緩やかなものになっています。
※各年12月31日現在の推計人口
(平成12年は10月1日現在の推計人口)
人口は、出生数から死亡者数を引いた「自然動態」と、転入者数から転出者数を引いた「社会動態」によって増減します。
グラフ2のとおり、秋田市の自然動態は、出生数が減少し、高齢化が進み死亡者数が増えてきたため、その増加の幅が年々小さくなってきています。昭和五十年代には年に二千人以上あった自然動態の増加が、平成十一年にはわずか三百七十八人になりました。このままで推移すると、数年以内には死亡者数が出生数を上回る「自然減」の状態になると予想されます。
出生数は、若い女性の人口が多いか少ないかでも左右されます。ですから、このあと数年は第二次ベビーブーム世代の女性が二十代、三十代を構成するため(左の人口ピラミッド参照)、出生数は当分のあいだ急激には落ち込みません。しかし、その後は若い女性の人口が少なくなり、出生数もかなり減少していくものと予想されます。
一方、死亡者数は昭和五十年代は年に千五百人前後でしたが、人口の高齢化とともに増加傾向にあり、平成十一年には二千三百六十五人になりました。今後も高齢者人口は増え続けますから、それとともに死亡者数も増えていくと予想されます。
秋田市の転入、転出の動きである社会動態は、グラフ3のように、県内移動と県外移動で状況が違っています。
秋田市の社会動態は、昭和六十年〜平成元年以外は毎年増加になっていますが、これは県内の他市町村からの転入超過が大きいことによるもので、首都圏を中心とした県外への移動は毎年マイナスになっているのが実情です。
つまり全体で社会動態は増えているものの、県外への人口流出が止まっているわけではありません。秋田市の人口が増えていても、秋田県の人口は減ることになるわけです。
下は秋田市の年齢別の人口構成を示した人口ピラミッドです。これを見ると、現在の五十歳前後の「団塊の世代」と呼ばれる人たちが六十五歳以上になる十数年後には、高齢者人口がさらに大きく膨らんでいくことが予想されます。
四十年ほど前はきれいな三角形だった人口ピラミッドが徐々に姿を変え、少子高齢化してゆく社会の形を見せてくれます。
(平成11年10月1日推計人口 資料:住民基本台帳による推計値)
秋田県人口:119万771人
仙台、山形は9月1日現在
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