※掲載している情報は、「広報あきた」発行当時のものです。


2001年5月25日号

もっと知りたい!環境のためにできること

  さて、わたしたちのまちの環境状態は、おおむね良好であることがわかりました。でも、そこで一安心していては、今の状態を維持することができても、より良い環境を創り出すことはできません。
  ここでは、さらに積極的に、そして環境に対する理解が深められる、そんな活動を紹介します。
  地球的な環境を考え、地域に根ざした身近なものや、わたしたちができることから始めることが大切ではないでしょうか。

明徳地区アダプトプログラム
わたしたちが取り組む
新しい地域美化活動のかたち

アダプトプログラム\。あまり耳慣れないこの言葉、その意味は、行政のバックアップのもと、地域のかたがたあるいは企業などがボランティアとなって、道路や公園などを定期的に清掃し、美化活動を進めるというものです。行政は、回収した廃棄物を引き取ったり、協力団体名をアダプトサインとして看板を立てるなどして参加意識を高めてもらうようにします。今年度から秋田市でも明徳地区と寺内地区をモデルに試みが始められようとしています。
 明徳地区町内会連合会会長の瀬谷實さん(写真)は「人が集まる地区なので地域の環境はいつも気になります。アダプトプログラムの運営については話し合いを始めたばかり。町内会や商店会、地域の団体のご協力をお願いします」と呼びかけます。
 担当する場所は、秋田駅前広場と広小路両側の歩道、大手門通りから手形陸橋両側の歩道まで。自分たちの担当する区域を決めることで、よりいっそう目的がはっきりするこの取り組み。地域に根ざした環境美化活動として注目されています。

(株)共電秋田(川尻町)
缶取りーウォークで社員一丸ボランティア清掃

秋田市川尻町大川反にある自動車部品製造会社
 共電秋田。「環境整備はすべての活動の原点」という会社の基本方針で、社内清掃の徹底はもちろん、社外でのボランティア清掃活動も十年以上にわたって続けています。
 「缶取りーウォーク」と名付けられた活動は、四月から十二月まで月に一、二回。始業前の午前七時、会社のある臨海の国道七号線を数組に分かれて出発し、八橋運動公園までの道を、四十分ほどかけてごみを拾いながら歩きます(時には駆け足で!)。
 代表取締役の岩方雅司さんは「イベントがあったときはさすがにごみは多くなりますね。それでも、以前よりは回収量が五分の一程度になっています。たまに弁当の空箱をわざわざ植木の奥に押し込んであるのを見ると複雑な思いがします」と残念そう。「今年は八月にワールドゲームズが八橋陸上競技場でも行われます。環境に対して意識の高い世界の国々からたくさんの人がいらっしゃいます。その頃には重点的に清掃活動をする予定です。市内の他の企業とも情報交換するなど連携もはかっています。小石の波紋がやがて大きくなるように、環境に対する意識が高まってくれたらいいですね」と語ってくれました。

生ごみもリサイクルしましょう!
家庭用電気生ごみ処理機の購入費用の一部を補助します

 家庭から出るごみのおよそ三割を占める生ごみ。その生ごみを肥料にする家庭用電気生ごみ処理機の購入費を補助する制度を始めます。生ごみも家庭で大切に再利用してもらい、ごみの減量やリサイクルの意識を高めてもらおうというものです。
 対象は、近々、家庭用電気生ごみ処理機の購入を予定している市民のかたです。補助を受けたかたからは使用状況などのアンケートをいただき、今後の生ごみの減量とリサイクル対策の参考とさせていただきます。
●申し込み方法 環境企画課でさしあげる購入費補助金申請書(電話での請求も可)に必要事項を記入し、六月十四日・まで郵送するか、直接、環境企画課窓口へお持ちください。申請書には、購入希望の機種やメーカー名なども記入していただきますので、機能や使用方法については販売店などで十分ご確認ください。
●補助金額 一世帯一台で、二万五千円を限度に、購入費の二分の一(百円未満切り捨て)を補助します。募集台数は三十台。応募多数の場合は抽選となります。なお、六月に二回目の募集も予定しています。
●問い合わせ 環境企画課減量推進担当
TEL(863)6632

エコライフカレンダーさしあげます
家庭でできる環境チェックで、地球にやさしい生活始めませんか

市環境部では、家庭や職場での二酸化炭素の排出量をチェックできるエコライフカレンダーをさしあげています。
 毎月の電気、ガス、水道、灯油、ガソリンの使用量を領収書などからチェックして、それぞれエコライフカレンダーにある二酸化炭素排出係数を掛けるだけ。家庭から出される年間の二酸化炭素排出量を計算することができます。
 地球温暖化現象のおもな原因である二酸化炭素の排出量は、年々増加の傾向にあります。地球の平均気温が上がることにより、海面の上昇や気象災害の増加、食料危機などが予想されています。
 家庭で二酸化炭素の排出量を知ることで、節電やごみの分別の徹底など、地球温暖化防止への取り組みのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
 市役所、土崎支所、新屋支所、秋田駅市民サービスセンター、各公民館・地域センターなどでさしあげています。

「木かげマップ」をつくろう

名木、古木などの情報待ってます
 秋田市環境基本計画では「身近な散歩道の創造」を重点的に取り組む施策のひとつとして掲げています。
 名木、古木、街路樹、並木道、史跡、名所、わき水がある道。ホタル、カモシカ、いろいろな生き物に出会える道。そんな地域に点在する散歩道、ジョギングコースが地図でつながれば、よりいっそう散歩が楽しくなるはずです。
 その取り組みの一環として「(仮称)木かげマップ」をつくります。地域で自慢できる木などの情報をお寄せください。 
問い合わせ 環境保全課 TEL(866)2075
Eメール ro-evpl@city.akita.akita.jp

6月は環境月間
環境パネル展開催

 6月は環境月間、6月5日は環境の日。市環境部では環境パネル展を開催します。お近くにおいでの際はぜひご覧ください。
■第1会場 秋田駅西口ぽぽろーど
6月3日(日) 9:30〜16:00
※この日は環境についてのビデオ上映
 やパソコンクイズも予定しています。
■第2会場 市役所1階市民談話室前の廊下
6月4日(月)〜8日(金)
問い合わせ 環境保全課 TEL(866)2075

野外焼却は違反です

 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が改正され、平成13年4月から法律に基づく処理基準などによらないすべての廃棄物の野外での焼却が禁止になりました。家庭から出るごみは必ず収集日に出し、事業所の廃棄物は業者委託など適正な処理をしましょう。違反した場合は、罰則(3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金)が科せられることがあります。
問い合わせ 環境保全課産業廃棄物対策室 TEL(866)2943


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