2001年8月24日号

みんなで支え合う介護保険


1年間で約96億円のサービス利用がありました。

 お年寄りの生活をより安心なものにし、家族の介護負担も軽くする介護保険制度。
 制度が始まって一年目の平成十二年度は、介護保険のいろいろなサービスを提供するのに、約九十六億円のお金が使われました。 
 秋田市で要支援・要介護の認定を受けたかたは六月末までで七千七百十四人(グラフ3)。このうち六千六百七十二人のかたが、介護サービスを利用しています。


 市では介護保険のスタートに当たり、平成十二年度は百二十億円の予算を見込んでいましたが、実際に介護サービスに使われた費用は九十五億九千七百八十六万円となりました。左下のグラフ2のとおり、かかった費用の半分は被保険者の保険料で賄い、残りの半分は国・県・市の公費で賄いました。
 六十五歳以上のかたが納める保険料などは、三年間で収支がとれるように見込んでおり、十二年度は剰余金がありました。これは財政調整基金(※)として積み立て、十三年度以降の介護サービス提供のために使います。四十〜六十四歳のかたが納めた保険料は、いったん国の機関に集められ、そこから総事業費の三十三%分が市に交付されるため剰余金はありません。

※財政調整基金…介護サービスの提供に必要な費用が不足した場合、その財源に充てるお金

「手すりがついたおかげで、移動が楽になって、外に出る回数も増えました」とリワさん。
 石井リワさん(89歳・上新城)は、住宅改修の介護サービスを利用して、自宅入口の階段や玄関、風呂場、トイレなどに手すりを設置しました。介護サービスを上手に利用して、これからもいきいきとした生活を送ってくださいね。



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