2001年9月14日号

●知っておきたい
下水道のあれこれ

●市内の随所で下水道工事をしています。付近住民のみなさんにはご迷惑をおかけしていますが、ご協力をお願いします。

下水道の建設、管理には多額の費用がかかってます

 私たちの生活に欠かせない下水道。下水管を通し、雨水や汚れた生活排水を処理するのに、毎年百数十億円もの費用がかかっているのをご存じですか。
 下水道事業にかかる経費は、大きく分けて、下水管やポンプ場を建設する費用と、下水管の点検や施設を維持管理する費用に分けられます。建設費用や維持管理費用は、みなさんから納めていただいた使用料や受益者負担金でまかなうのが理想なのですが、秋田市の場合、建設費用には税金も使われています。
 平成十二年度、下水道の建設にかかった費用(建設費と市債償還金)は約百五十九億円、維持管理費用は約三十億円でした(左グラフ)。一方、使用料の収入は四十二億円。借入金は約六十七億円で、これまでの累積残高は約一千億円にもなっています。これは、市民一人当たり約三十二万円の借金を抱えていることになります。
 借入金は、下水道の施設が何世代にもわたって利用されることから、建設費用に限って認められています。現在の下水道普及率は約七〇%まで到達していますから、今後大幅な借入金残高の増加はないものと見込んでいます。

やはり下水道使用料は大切な財源です

 みなさんに納めていただいた下水道使用料は、主に汚水を処理する費用にあてられます。汚水をきれいな水にするには、お風呂一杯分で六十七円かかります。そのうち四十四円は使用料で、残り二十三円は税金などで支払われていることになります。やはり、下水道使用料は、事業を支える大切な財源。これからも上手にやりくりすることが必要です。

下水道普及率100パーセントをめざします

 下水道は、汚れた水を衛生的に処理して、これから先も私たちの快適な生活環境を守ってくれます。
 市では、下水道普及率を平成十七年度で約八〇%、二十二年度で約九〇%の目標をかかげ、計画的に整備していく予定です。みなさんも下水道が通ったら、早期に水洗トイレに変えましょう。
●問い合わせ 下水道部総務課
TEL(864)1411

水洗トイレにほれぼれ

広面町内会会長
湯澤幸蔵さん
(広面字小沼)

 広面町内会では、昨年下水道工事が終わり、町内200世帯の水洗化は9割がた進んでいます。ここ10年で東地区は大きく変化。学校や病院ができると、田んぼはたちまち宅地になり、人口も急増しました。当然、私たちの暮らしも近代化しました。昔は、家の裏の太平川から水をくんで生活用水にしていたし、トイレもくみ取り式。ハエや蚊がたくさんいた時代からすれば快適です。水洗化工事には約50万円かかりましたが、毎日使うものですから…。家族もとても喜んでいます。


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