2001年9月14日号

第2章 国際交流施策


姉妹都市などとの交流事業の
現況と課題・対応について

 秋田市は、中国・蘭州市と友好都市提携(昭和五十七年)、ドイツ・パッサウ市、ロシア・ウラジオストク市と姉妹都市提携(それぞれ昭和五十九年、平成四年)、アメリカ合衆国・キナイ半島郡と交流合意都市提携(平成四年)を結んで、交流を進めています。
 このような都市間交流は、お互いの市民同士が友好親善と相互理解を深め、国際社会の平和と繁栄を築こうと行っているものです。
 市ではこれまで各都市と、相互訪問による友好交流や青少年、教育、文化、スポーツなど広い分野での交流を行ってきました。交流提携後、蘭州市には延べ九百六十一人、パッサウ市には七百五十三人の秋田市民が訪問し、草の根交流の輪が広がっています。
 しかし、交流事業の一部については、提携直後は各分野の市民が強い興味を示すものの、時間の経過とともに交流数が減ってくる傾向にあります。これは、かつてに比べ個人の海外旅行が珍しくなくなっていることもあり、単に海外というだけでは興味を維持することが難しいからだと言えます。今後、都市間交流をより発展させていくためには、相互の市民が関心の高い共通のテーマを軸とした新しい交流のあり方を考えることや、市民交流の裾野を広げる工夫をしていく必要があります。


Copyright (C) 2000秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp