2001年9月14日号

市長ほっとコラム


「自信と感謝」。感動のワールドゲームズ

市長●佐竹敬久

◆第六回ワールドゲームズ秋田大会が幕を閉じ、国際色があふれ、華やいだ秋田の街角にも、秋風が感じられるようになりました。
 前評判では果たして成功するのかといった様々な心配の声がありましたが、「大成功」、「感動的」、「最高」というのが、おおかたの市民・県民の感想ではないかと思います。
 何と言っても、あの素晴らしい開会式が、その後の盛り上がりにつながったような気がします。郷土の祭りや芸能を巧みに取り入れながらも、若いミュージシャンと電子楽器中心の新時代感覚のパフォーマンス、大量の太鼓と若い鼓手やキビキビした踊り手による迫力、会場全体を圧倒するサウンド、それに観客すべてが度肝を抜かれたパラシューティングの実演など、見るもの聞くもの秋田では初めてのものばかりのビッグイベントでした。
 天候のほうも、開会とともにスポーツの季節にふさわしい夏空が続き、台風も成功を祈ってか(?)逸れてくれました。
 四千人を超す国内外からの選手・役員のかたがたも秋田を満喫し、競技を楽しんだ十一日間ではなかったかと思います。

◆さて、このワールドゲームズは何を秋田にもたらしたでしょうか。 経済効果とか、黒字とかという損得勘定はさて置き、我々に大いに「自信」という二文字をもたらしてくれたような気がします。
 多くの市民・県民が、そして企業・行政が、それぞれの持ち場で苦労を重ねこの大会の準備にあたり、また大会の運営に大変な汗を流しました。
 しかし今は、その苦労が感動に、感動が自信につながり、誰もが「秋田もやれるじゃないか」という思いを強くしているにちがいありません。
 今ひとつは、何かと停滞感が漂う秋田に大きな自信をもたらしてくれたことへの「感謝」です。
 その感謝は特定の誰にというものではなく、この大会に携わった企業や行政、ボランティア、選手や役員、観客としての市民・県民など、多くの人々が素直な思いから発し、お互いに抱き合う「よくやったね」という感謝の気持ちではないでしょうか。
◆大会を成功させた自信をこれからも持ち続け、またその自信は多くの市民・県民の頑張りによって生まれたということにそれぞれが感謝し合い、第六回ワールドゲームズ秋田大会を二十一世紀秋田の希望につなげていきたいものです。
 ‥‥‥私からも皆さんに感謝



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