2002年1月25日号

シリーズ人

寒い冬にホットな戦い
雪合戦はスポーツです


日本雪合戦連盟公認審判員

加藤 勝美さん(61歳)

 雪国の子どもたちの遊びとして親しまれる雪合戦が、冬場の屋外スポーツとして各地で楽しまれています。
 縦三十六メートル 、横十メートルのコートで、フォワード四人、バックス三人でチームを組み、一セット三分、九十球の雪玉を使えるなど、ルールも本格的に定められています。
 加藤勝美さんは、県内で六人、市内では一人しかいない日本雪合戦連盟B級公認審判員。競技としての雪合戦の普及に尽力しています。
 「一セット三分の間にただ雪玉を投げるだけでなく、雪玉を投げる人、渡す人というように役割を決めるなど、いかに有効に玉を投げるかという頭脳プレーも必要です。投げる人は素手のほうが絶対コントロールがつきますよ」とアドバイス。
 雪のコンディションによっては直径六・五センチ〜七センチの雪玉が氷のように固くなることもあり、ヘルメットは必ず着用します。
 「子どもの頃、雪玉を当てられただけでも熱くなったのに、勝敗が絡むと大人も子どもも力が入ります。それに周りに観衆がいると、また燃えるんですよ」。
 市内では、小学生を対象にした大会も開かれます。学校対抗だけでなく、学年別、クラブ別と分けて、みんなが楽しめるように工夫されています。
 「子どもたちには特に、冬に屋外で体を動かすことの楽しさ、雪合戦の魅力を実感してもらいたいです。大人も競技に参加して、子どもたちが外で遊べる機会をつくって、雪合戦を盛り上げてほしいですね」。
 冬の青空の下、汗を流して雪合戦。そう快ですよ!


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