2002年2月8日号

ある家族の再就職奮闘記
あきたさん家の物語


第2話 一郎さん、ハローワークへ行く

突然の会社のリストラ策で、1月末に退職となったあきた一郎さん(46歳)。会社から雇用保険被保険者離職票や健康保険、年金などの退職に関する書類が届いたのは2月4日のこと。「仕事と生活、これからどうしよう…」。不安を抱いた彼でしたが、まずは求職活動と雇用保険手続きのためハローワークに行くことにしました。

初めて訪れたハローワーク秋田。その混雑に驚きながらもまずは、総合案内で事情を説明。係員に、「あきたさんの場合『再就職を希望していながら現在失業の状態にある』に該当します。また、雇用保険を受けるためにはハローワークで求職申し込みを済ませていることが必要ですので、2番窓口へどうぞ」と案内されました。
 窓口で求職票を記入して、雇用保険受給の手続きをした一郎さん。「受給資格者のしおり」を渡され、翌週水曜日の雇用保険説明会に出席し、職業訓練・求職活動の効果的な方法や再就職手当についての説明を受けるようアドバイスされました。

今後の生活費に悩む奥さんの顔がふと浮かんだ一郎さん。思い切って「雇用保険って、1か月いくら位受給できるんですか?」と尋ねると、担当者は「あきたさんの場合は、これまでの月収から1日の基本手当が8,000円ほど、20年以上勤務の解雇なので、給付期間は330日(表1参照)ですね。今日から待期期間が7日間(図1参照)あって、初回は日割りで支給され、約1か月分が支給されるのは3月末からです」と説明。一郎さんは、雇用保険を満額受給できるのが3月と聞いてちょっぴりショックを受けながらも家路につきました。 (つづく)

表1 年齢別所定給付日数(障害者・パートタイマーは除く)

次回
求職活動に励み、早く再就職しようと決意を新たにした一郎さん。次回は、退職後の年金と健康保険の手続きについてです。

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秋田市緊急経済・雇用対策本部 TEL(866)2114 ハローワーク秋田 TEL(864)4111



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