2002年2月22日号

包括外部監査結果報告
基金・市営住宅・ごみ収集をチェック

 2月6日、包括外部監査人による市の事務・事業の監査結果が報告されました。
 包括外部監査は、市の事務処理が適正に行われているかを、市役所の組織に属さない独立した立場の監査人がチェックするものです。
 今回は平成12年度の下記の項目についてチェックされました。市では指摘事項を検討し、改善が可能なものについては順次改善していきます。


報告1 「基金の管理運用について」

 市が運用している各種基金のなかで指摘があったのは、基金から生じる運用益を対象となる事業に充てている、短期大学運営基金、ふれあい福祉基金、文化振興基金、スポーツ振興基金の4基金。   
 特に、短期大学運営基金については、金利が低く、事業費に使える充分な運用益がないため、今後は基金を処分して事業費に充てることも考えなければならない。
 いずれにしろ、金利の低下が影響しているこれらの基金については、基金のあり方自体を検討すべき時期にきていると思われる。

報告2 「市営住宅の管理運営について」

 家賃算定に必要な収入申告書を提出しない入居者には周知策を講じ、家賃を滞納する不誠実な入居者には法的手段をとるなどして、家賃の収納に努める必要がある。
 意見として、特に老朽化が著しい新屋比内町と新屋沖田町の市営住宅については、危険防止のためにも早期対応が必要と思われる。

報告3 「ごみ処理事業(ごみ収集)について」

 特に指摘事項はないが、意見として、行政改革のひとつにあげられている、ごみ収集業務の民間委託については、中長期的視野で民間委託の部分を大きくしていく必要があると思われる。


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