2002年4月12日号

ある家族の再就職奮闘記
あきたさん家の物語

第6話 住宅ローンの返済が不安です

5年前、秋田市郊外に土地付き一戸建て、築10年の木造中古住宅を購入した一郎さん。当時の住宅購入費は、改装費や各種手数料など2,000万円かかりました。自己資金は500万円、残りの1,500万円は20年返済の住宅金融公庫住宅ローンを組み、月々約56,000円、年2回のボーナス時に約224,000円を、これまでは滞りなく返済していました。
 しかし、予期しない会社のリストラで、今後、順調に返済できるか自信がありません。なんといってもボーナス月の返済が困難と考えました。でも、「長年の夢のマイホームを手放したくない」と思う一郎さんは、住宅ローンを組んでもらった銀行に相談に行くことにしました。

担当者に現在の状況を説明したところ、住宅金融公庫や保証会社などの承認があれば、返済条件の変更はできるとのこと。
 ボーナス併用の返済をやめ、月々の返済のみに変更すると、返済額は月額約84,000円に。それに、最大30年まで返済期間を延長できるので、利子が生じる分、返済総額は増えますが、返済額は月額約61,000円になるとのことでした。
 また、再就職できて安定した収入が得られた場合は、改めて返済期間の変更(繰り上げ)もできるという話だったので、返済期間延長の手続きをお願いしました。
手続きには、昨年度の所得証明書と直近で2か月分の給与証明書、一郎さんは現在仕事をしていないので給与証明書の代わりに雇用保険受給資格者証の写しが必要とのことでした。書類提出後、承認手続きには2週間程度かかります。

当面は、生活費のきり詰めや貯金、そして家族の協力でなんとか暮らせるめどが立ちましたが、マイホームを維持するためにも早く再就職を決めなければならないと、改めて決心した一郎さん。
 今日は日曜日でハローワークは休みなので、求人情報の収集のため、求人票が置いてあり、ゆっくり閲覧できる御所野の秋田テルサ1階「雇用情報プラザ」に寄ってから帰ることにしました。

次回
社会福祉協議会の貸付けや福祉のサービスが利用できないか相談に行きます。

●問い合わせ
秋田市緊急経済・雇用対策本部 TEL(866)2114
各金融機関住宅ローン担当

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