2002年4月26日号

障害者プランが進める
重点的な取り組みです。

 障害のある人自身の積極的なチャレンジが期待されるイメージで、各種事業を見直しました。計画期間は平成十七年度までの四年間です。

T健康づくり
健やかでゆとりある生活ができるように

●乳幼児虐待の早期発見と対応のため、心理相談員の配置、健診時の問診項目の追加などを行います。
●ふれあい元気教室(リハビリ教室)の会場を増設します。
●在宅の重度身体障害者(児)が対象の日常生活用具の給付品目に、パソコンなどのIT機器を加えます。
●ホームヘルパー派遣など、精神障害者への在宅福祉事業を進めます。
●保健所デイケアルームを開放するなど、精神障害者の憩いの場づくりを検討します。

U生きがいづくり
いきいきと自分らしく生活できるように

●ボランティアグループと連携し、対面朗読、テレホンサービスなど、目の不自由なかたへの朗読サービスを実施するほか、弱視のかたを対象とした大活字図書を積極的に収集します。
●「障害者の日」「障害者週間」にちなんだイベントを開催し、障害者への理解を促進します。
●泉地区に完成する(仮称)福祉複合施設で知的障害者生活支援事業の実施を予定するほか、障害種別を超えた「障害者地域生活支援センター」の整備を検討します。
●平成十四年度内に、「障害者のためのくらしのしおり」をすべての障害者に配布します。

V社会参加
社会にはばたいて生活できるように

●子育てに関する相談窓口である子育て総合センターやファミリー・サポート・センターを活用し、障害を持つ子どもたちとその家族への支援体制を整えます。
●「なかよしプラン(障害のある子どもたちが学校行事に参加する際の手助け)」「さくらプラン(入学間もない子どもたちの学校生活の支援)」などによりサポーターを派遣します。
●リサイクルプラザでの作業訓練を終えた知的障害者の進路確保に努めます。
●リフト付福祉バスの運行を検討します。
●手話奉仕員派遣事業の実施を検討します。
●障害者のニーズに応じた、スポーツ教室の開催を検討します。
●視覚障害者、聴覚障害者、内部障害者などのための生活訓練教室を検討します。

W支え合い
みんなで支え合い安心して生活できるように

●平成十五年度からの「支援費制度」(障害者が自分でサービスを選び、事業者と契約する利用制度)の導入準備を進めます。
●判断能力の不十分な痴呆性高齢者、知的障害者、精神障害者の権利や財産を保護する「成年後見制度」において、身寄りのない場合などは、本人に代わり市が申し立てできるように検討します。
●重度の身体障害者も利用対象とした配食サービスを実施します。
●障害者用の「防災マニュアル」を作成します。
●平成十五年度に「地域福祉計画」を策定し、地域の助け合い、支え合いの意識醸成に努めます。

施設の整備目標


地域生活支援センター 地域との架け橋に

 地域生活支援センターは、在宅障害者とそのご家族の生活相談窓口です!

障害者生活支援センターほくと(下新城中野字街道端西)
地域生活支援コーディネーター 戸嶋光成さん
電話・FAX兼用(873)7804

 ボランティア養成講座や障害者向けのパソコン教室、小旅行を企画するセミナーなどを定期的に開いています。私たちと一緒にいろいろな事にチャレンジしてみませんか。みなさんとともに考えながら「あなたの望む生活」をサポートいたします。福祉サービス、福祉機器、専門機関のことなど、なんでもご相談ください。


竹生寮(柳田字竹生)
地域生活支援コーディネーター 斎藤雅和さん
電話(834)2577 FAX(834)2219

 障害のある本人やご家族と相談をしながら、そのかたにあった最良の方法を考えてサポートしています。障害を偏見的なイメージでとらえず、その人の個性だと思ってほしい。その人の立場で、もし、自分がそうだったら…と考えて接してほしいと思います。さまざまな機関、団体、そして地域のみなさんの協力を得ながら地域福祉の核となるよう努めていきます。


精神障害者地域生活支援センタークローバー(飯島道東二丁目)
精神科ソーシャルワーカー 佐藤篤さん
電話(846)5328 FAX(846)5358

 生活上の相談や支援活動のほか、無料の交流スペースを設け、地域のかたも会合やサークル活動などで気軽に利用できる場を提供しています。交流を通して、障害の有無に関わらず、同じ地域の住民だという雰囲気づくりができたらと考えています。気軽に施設に来て、利用していただければ、障害というものを理解していただくきっかけになるでしょう。場所は国道沿いの赤いロンドンバスが目印です。


個々の生活に合ったバックアップを

船木志津子指導員
知的障害者通所授産施設「明成園」(添川地ノ内)

 明成園には現在、知的障害者45人が通い働いています。仕事は、マットの補修やモップのゴミ取り作業など。これからも、仕事の質を向上させて、収入を得る喜びをもっと実感できる環境を整えていきたいです。
 また、地域での生活上の困りごとの相談を受けたり、家庭訪問するなど、できるだけのバックアップをはかっています。障害者への理解が、地域にもっと浸透して、みんなで支え合う雰囲気ができてくるといいですね。



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