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2002年6月14日号 |
80歳で自分の歯20本 「8020運動」を進めよう
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こども編 |
生え始めたばかりの歯は、歯質がとても弱くむし歯になりやすいものです。乳歯が生え始める六〜七か月頃からと、乳歯から永久歯に生え替わる六〜七歳頃は、特に注意が必要です。 むし歯菌は、口移しの食事などで家族(特にお母さん)から子どもの口の中に感染すると言われています。子どもにとって最も身近なお母さんの口の中の衛生状態が良好に保たれていることが、子どものむし歯を予防する第一歩といえます。特に、むし歯や歯周炎になりやすいといわれる妊産婦の時期から、歯みがきでお口の清掃を心がけることが必要です。 秋田市の乳幼児の場合、一歳六か月児には、むし歯のある子どもは全体の四・六パーセントしかいませんが、三歳になると五十・一パーセントと急激に増えます。これは、全国平均三十七・八パーセントを大きく上回っています。 良い歯みがきの習慣を身につけ、むし歯予防に努めましょう。 むし歯予防のポイント (1)おやつは一日一〜二回、時間と量を決めて食べましょう。 (2)食後はきちんと歯磨きを。小学校低学年までは、保護者の仕上げみがきも忘れずにしてください。 (3)就寝中は、口の中の自浄作用が低下します。夜の歯みがき後は水かお茶だけに。 |
2歳児歯科健診を |
2歳になった日から2歳2か月になる前日までのお子さんを対象に無料で行っています。詳しくは母子健康手帳別冊をご覧ください。 ●問い合わせ 保健予防課 TEL(883)1174 |
おとな編 |
成人のかたが、歯を失う最大の原因は、歯周疾患です。歯周疾患は、歯を支えている組織に炎症が起こる病気で、初期には自覚症状がほとんどなく、歯肉の出血などの症状が進むと、歯肉がはれ、歯がグラグラして、やがて抜け落ちてしまうものです。 大人の歯は全部で二十八本(親知らずを含むと三十二本)あるのが健康体です。残っている歯の数を年齢別に見ると(グラフ参照)、六十歳代以降急速に歯を失う傾向にあり、七十歳代後半では約九本にまで減ってしまいます。 歯周疾患は、胃腸障害や肩こり、頭痛、心臓や肝臓に炎症を引き起こすなど全身の病気を引き起こすこともあります。油断は禁物。 歯周疾患予防のポイント |
歯周疾患検診 |
歯の喪失予防のため、今年度40歳、50歳になるかたを対象に行います。対象となるかたには、6月末ころ受診券をお送りします。 実施期間/7月から10月まで 実施場所/受託医療機関 検診料/500円 ●問い合わせ 保健予防課 TEL(883)1172 |
成人歯科相談 |
歯科衛生士が月1回、歯周病、むし歯などの相談に無料で応じます。電話で予約を。詳しい日程は、随時広報あきたでお知らせします。 ●申し込み 保健予防課 TEL(883)1175 |
在宅寝たきり者歯科健診 |
寝たきりで歯科医院へ行くことができないかたが対象です。歯科医師と歯科衛生士が訪問し、歯の健診と相談を無料で行います。 ●申し込み 保健予防課 TEL(883)1178 |
母と子のよい歯のコンクール |
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平成13年度に行われた3歳児健康診査で、歯科診査を受けた2,568人の中から選ばれました。優秀賞の佐藤深雪さん・響ちゃんと、優良賞の相場義美さん・慎哉くん、高橋淳栄さん・美緒ちゃんが秋田市代表として6月9日に行われた県のコンクールに出場しました。
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