昭和20年8月14日の終戦前夜、土崎地区は米軍機による激しい爆撃を受けました。午後10時30分ごろから始まった空襲は、翌日午前3時ごろまで約4時間も続きました。 標的となったのは、当時日本有数の石油基地だった日本石油秋田製油所です。 製油所は炎上し、壊滅。周辺は日中よりも明るいくらい、真っ赤に燃え上がったといいます。 この夜、土崎の空を飛んだ爆撃機は132機、投下された爆弾は約12,000発。 空襲による爆風や火災で、92人の市民が命を落とし負傷者は約200人にのぼりました。 約12時間後、戦争は終わりました。土崎の町には焼けた民家が残り、たくさんの負傷者があふれていました。 戦争…。決して忘れることのできない悲しい風景です。