2002年9月13日号

ある家族の再就職奮闘記
あきたさん家の物語


●最終回 事業計画完成!

前に勤めていた会社の仲間たちと一緒に、かつての知識や経験をいかし、会社を起こそうと考えた一郎さん。
 市が創業を支援するために整備中の「チャレンジオフィスあきた」に入居できれば、会社を起こすためのいろいろなアドバイスが受けられると聞き、ますますやる気が出てきました。
 市の担当者から、入居には将来性のある事業計画が必要との説明を受け、早速勉強開始です。

起業に関する雑誌や本を読み、セミナーにも参加。会社経営者に会って、商売の醍醐味や苦労話を聞いたりもしました。
 「会社を起こすと言っても並大抵なことじゃないなぁ」。一郎さんの実感です。それでも一生懸命に頑張る姿に、「このごろ生き生きしてるじゃない」と声をかける妻・花子さんでした。

申し込み締切りの九月末日ぎりぎりに、ようやく事業計画が完成し、いよいよ「チャレンジオフィスあきた」に入居の申し込み。市工業労政課に事業計画書を添えて申込書を提出しました。入居が決定するには、一次審査、二次審査を通過しなければなりません。
 会社時代に培った半導体に関わる機械製造のノウハウをいかし、仲間たちと話し合いを重ねて作り上げた事業計画。持てる力は出しきった一郎さんには、結果がどうであれこの経験は無駄にはならないとの確信もあります。

突然の失業から今日までの苦悩の日々が一郎さんの頭の中に蘇ってきます。会社勤めのときは、あまり気にしていなかったことですが、いろいろな制度や機関が自分たちの生活を支えてくれていることに気づきました。
 求職活動の厳しさを身を持って経験した一郎さんにとって、自分自身の可能性を見つめ直す良いきっかけとなったのも事実です。まだまだ経済・雇用情勢に厳しさはあるものの、これまでの体験・経験をいかしながら、これからの道を切り開いていこうとするあきたさん一家でした。                 (完)

*あきたさん家の物語はホームページからもご覧になれます
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●問い合わせ 秋田市緊急経済・雇用対策本部 TEL(866)2114



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