2003年2月14日号

4月使用分から下水道使用料が変わります

■快適で衛生的な水洗トイレが使用できるようになります
■汚れた水や生活排水をきれいな水に処理し、海や川などの自然を守ります 


 下水道施設の建設費や汚水処理の維持管理費が年々増加しています。
 そこで、今後も下水道事業を健全に維持し、みなさんの快適な生活環境を守るため、四月から下水道使用料を引き上げることになりました。ご理解とご協力をお願いします

新しい使用料は6月納付分から

 下水道の使用料を今年の四月使用分から改定することになりました。
 新使用料は四月使用分から適用され、一般家庭のみなさんには六月の納付分から納めていただくことになります。
 現在の下水道使用料は、平成十二年度に改定したもので、これまで諸経費の節減に努めるなどしながら事業を進めてきました。
 しかし、下水道施設の建設に伴う借入金の返済や処理場、下水道管などの維持管理費が年々増加していることから、下水道事業の円滑な推進と適正な管理運営を行うため改定したものです。

下水道使用料は貴重な財源です!

 平成十三年度に下水道事業に使ったお金は、約百四十七億円。この内訳は、下水道管などの整備費に約五十八億円、処理場などの維持管理費に約二十六億円、公債費(借入金の返済)に約六十三億円となっています。
 これらのうち、利用者のみなさんから納めていただいた下水道使用料は、汚水をきれいな水にする処理場などの維持管理費と下水道施設の建設に伴う借入金の返済に充てられています。
 本来、下水道事業は、「建設費」を国の補助金・市債(借入金)・受益者負担金などでまかない、「維持管理費と公債費(借入金の返済)」については、雨水は公費(税金)で、汚水は私費(使用料)でまかなうことになっています。
 現在、市では汚水分の維持管理費のほとんどを使用料でまかない、汚水分の公債費(借入金の返済)については五割を使用料、残り五割を税金でまかなっています(上のグラフ参照)。今回の改定では、この汚水分の公債費支出の割合を、使用料六割、税金四割に変更し、使用料からの支払い分を増やすことにしています。
 なお、平成十五年度は、十四年度より約五億円多い、約四十九億円の使用料収入を見込んでいます。

一般的な家庭では1か月325円増

 下水道使用料は、上水道の使用水量をもとに計算されています。新使用料になると、一か月に二十立方 の水道水を使う一般的な家庭の場合、一か月約三百二十五円のアップになります(下の計算式を参照)。一般の家庭では、水道料金と一緒に、二か月分まとめて納めていただいていますので、増加分は二か月で六百五十円となります。
 お手元に届く検針票や領収書などでお確かめください。
 利用者のみなさんには、ご負担をおかけすることになりますが、ご理解とご協力をお願いします。

●使用料の問い合わせは下水道総務課 TEL(864)1411



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