2003年3月14日号

合併にあなたのご意見を


合併へのご意見募集!

 市町合併はわたしたちが住むまちの将来あるべき姿を決める大事な問題です。市では河辺町、雄和町と任意の合併協議会を設置し、合併についての話し合いを進めていますが、広く市民のみなさんのご意見もうかがいたいと考えています。
 そこで、一市二町のおもなデータをここにあげてみました。「わたしたちのまちと合併の話し合いを進めているのはどんなまちなのか」。まずはそれを知ることから始めてみましょう。
 三月十八日から、無作為に抽出した二十歳以上の市民三万人のかたに、アンケート調査票をお送りします。将来のよりよいまちづくりのために、あなたのご意見をお寄せください。

高まる合併論議の背景

 地方分権が進み、国や県の権限が市町村に移るにつれ、市町村は、いままで以上に創意工夫をこらした行政サービスを展開できるようになります。しかし、小規模の市町村が、単独で条例制定や各種事業を行っていくとなると、効率が悪く、困難な場合も多くなることが心配されます。
 また、少子高齢化や人口減少が、将来の行政運営に支障をおよぼすのではないかという不安もあります。さらに、長引く不況で、国の財政状況は悪化の一途をたどっており、今後は、地方交付税などの財政支援も従来どおりには期待できません。
 このような状況の中で、打開策の一つとして打ち出されているのが、市町村にとっての構造改革ともいえる市町村合併なのです。そして、秋田市は、県都・中核市として、さらに広域的な役割を果たすことも求められています。

河辺町、雄和町ってどんなまち

住民負担


財政状況と職員・議員数

 表を見ると、両町は、住民1人あたりにかかる経費が秋田市より多くなっていることがわかります。小規模自治体は人件費がかかり増しになるなど行政効率が悪い場合が多く、住民1人あたりの職員数や議員数も秋田市のそれを大きく上回っています。
 また、住民1人あたり地方債現在高は両町が秋田市より高くなっていますが、両町は過疎債という後年度に交付税措置のある有利な地方債が使えることなどから、起債制限比率に見られるように、実質的な借入金返済の負担は本市より小さくなっています。


※経常収支比率…収入に対し、人件費や公債費(借入金の返済)といった毎年必ず出ていくお金がどのくらいの割合になっているかを示す値。比率が小さいほど財政状況がよいことを示します。逆に比率が大きいということは、道路を造ったり建物を建てたりする自由に使えるお金が少ないことを意味します。
※起債制限比率…自治体の財政規模に対する借入金返済の負担の度合いを示す値で、総務省が地方債の発行を制限する際の基準となります。数字が大きいほど借入金返済が財政を圧迫していることを意味し、20%を超すと地方債の発行が制限されます。

河辺町、雄和町ってどんなまち

 
輝く緑と水の里雄和町
秋田市
せせらぎの町河辺町
面積 144.51キロ平方メートル
人口 8,282人(平成14年12月末現在)
世帯数 2,525世帯(  〃  )

 緑に恵まれ、町の中央を雄大な雄物川が流れています。世界のダリアが咲き誇る「雄和国際ダリア園」などの観光施設や、秋田空港、県立中央公園、県農業試験場などの施設があります。
面積 460.10キロ平方メートル
人口 318,836人
   (平成15年1月1日現在)
世帯数 125,832世帯
   (平成15年1月1日現在)
面積 301.06キロ平方メートル
人口 10,672人(平成14年12月末現在)
世帯数 3,239世帯(  〃  )

 秋田県の地理的中心に位置する「へその町」。伏伸(ふのし)の滝に代表されるように、四季を通し景勝美が楽しめるなど自然が豊富です。施設は、ユフォーレや岩見温泉などがあります。

合併都市像に関する市民意向調査〜実施します〜

3月18日(火)、無作為抽出した20歳以上の市民3万人に、調査票を郵送します。ご協力をお願いします。

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