2003年3月28日号

秋田中央道路/流れが変わる。 秋田が変わる。

 秋田中央道路は、秋田駅の東西を地下トンネルで結ぶ自動車専用道路です。
現在、千秋公園のお堀部分で工事が行われており、平成十九年度の完成をめざし事業は着実に進んでいます。
仮設工事が終了した千秋公園のお堀。
平成15年度は、地上から掘り下げる開削工事が始まります。
工事完成後は、お堀は元の姿に戻ります。

ひと、車の流れを変える一大事業

 秋田中央道路は、秋田駅東の手形字西谷地から秋田駅の下、千秋公園のお堀の下を通り、竿燈大通りの旭北まで通じる自動車専用道路です。車線は片側一車線の二車線で、手形、旭北両側から出入りできます。また途中、お堀の下から中央通りへ出られる(出口のみの一方通行)ようにもなっています。
 総事業費は七百三十億円です。


●秋田中央道路
延長:約2.5km/幅員:1車線あたり4.5m/(車道 3.25m 路肩1.25m)/車線:2車線(片側1車線)/総事業費:730億円

トンネル出入口の工事が始まります

 平成十五年度は、トンネル両側の出入口の建設に着手します。また、仮設工事が終了した、お堀の掘り下げ本工事が始まります。さらに、地下トンネルを掘り進むシールドマシン(掘削機械)の製作を行います。
また、秋田駅の地下を通るため、利用者の安全を考え、駅施設の補強工事などをJR東日本が行っています。平成十五年度は、駅ビルやホームの基礎補強などにとりかかる予定で、駅西口では四月から工事が始まります。
 このように平成十五年度からは全線にわたって工事が行われます。

竿燈への影響について検討を続けています

 秋田中央道路の旭北側の出入口(ランプ)は、土崎や茨島方面へのアクセス道路になっている新国道との連絡を便利にするため、竿燈大通りに設置します。そのため竿燈大通りの一部(百二十五?)は下のイメージ図のように地下トンネルへの出入口となります。
 竿燈まつりは、国内・外に誇る貴重な財産です。今後とも竿燈大通りで、できるだけ現状に近いかたちでまつりが開催できるよう、県、市、竿燈会、警察が集まって、桟敷席の設置方法や交通規制などについて検討を続けています。

秋田中央道路につながる幹線道路も整備

 山王十字路を中心とする新屋土崎線(新国道)は、朝夕の通勤時をピークに慢性的に車が混雑している状況にあります。
 この混雑を解消し、秋田中央道路の整備効果を発揮させるため、山王十字路周辺の道路整備も行います。新国道の「長崎屋」前から「秋田中央郵便局」前までの区間は、すべて四車線に拡幅する計画です。
 また、手形地区の 秋田駅東中央線についても同様に四車線に広げます。これらの工事は平成十五年度から始める予定です。

秋田中央道の期待される効果


★秋田自動車道までの所要時間が短縮され、自動車道がより有効に活用できます
★市街地や秋田駅東西間の交通渋滞が緩和されます
★ひとの交流や物流に伴い、商業の活性化がはかられます
★秋田駅周辺の生活道路への自動車の進入が減り、地域の交通安全と快適性が向上します

●秋田中央道路についての問い合わせ
秋田県都市計画課TEL(860)2444
秋田県秋田中央道路建設事務所TEL(837)8851
ホームページ http://www.pref.akita.jp/tosi/chuo/index.htm


Copyright (C) 2000秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp