2003年6月13日号

“むし歯と歯周病”防いでニッコリ


食事や会話を楽しめる豊かな人生を送るために、歯は大切な宝物。むし歯と歯周病予防につとめ、生涯自分の歯を20本以上保つことをめざしましょう。
●問い合わせ 保健予防課tel(883)1172


こどもの歯 編

 秋田市の三歳児健診における、むし歯のある子どもの割合は四三・三パーセントで、半数弱の割合。また十二歳の子どもは一人平均三・二七本のむし歯があり、国平均の二・九本を上回っています。小さいころからよい歯みがきの習慣を身につけ、適切な時期に歯医者さんにかかり、むし歯を予防しましょう。
●むし歯予防のポイント
(1)おやつは一日一〜二回、時間と量を決めて食べましょう
(2)食後はきちんと歯をみがきましょう。小学校低学年までは、保護者の仕上げみがきも忘れずに!
(3)就寝中は、口の中の自浄作用が低下します。夜の歯みがき後は水かお茶を飲みましょう

おとなの歯 編

 大人の歯は全部で二十八本(親知らずを含むと三十二本)ありますが、六十歳代以降になると急速に歯を失う傾向にあります。
 自分の歯が二十本以上あると、ほとんどの食品を食べることに支障がありません。むし歯予防、歯周病予防につとめ、生涯自分の歯を二十本以上保ちましょう。
 歯や口の中に悩みがあっても、忙しいことを理由に、歯科医を受診しないかたが多くいます。自分の歯の健康状態を知り、適切に歯科を受診しましょう。
●歯周疾患予防のポイント
(1)歯みがきで歯垢の除去
(2)歯石の除去。定期的に歯科医を受診し、歯の掃除をしてもらいましょう
(3)歯周疾患の早期発見・早期治療
(4)喫煙はお口の抵抗力を弱めるので、禁煙をおすすめします

お口の中のケアが大切

 食べ物をよくかむことで「口の病気を防ぐ」「ボケの予防」「消化がよくなり、楽しく食事ができる」などの効果があります。
 うがいや歯みがきのほか、歯科医師が専門的に行う口腔ケアがあります。お口の中への気づかいで、病気の予防、栄養の摂取、生きがいなどのQOL(生活の質)の向上をはかりましょう。

歯周疾患検診

 歯の喪失予防のため、節目検診として今年度40歳、50歳になるかたを対象に行います。対象となるかたには、6月末ころ受診券をお送りします。
実施期間/7月から10月まで
実施場所/受託医療機関
検診料/500円
●問い合わせ 保健予防課tel(883)1172

お口のチェック、妊婦さんも忘れずに

清水歯科クリニック
清水真木雄先生

 四月から妊婦歯科健診が始まりました。妊娠中はホルモンのバランスの変化などで、歯の病気が発症、進行しやすく注意が必要です。それに、妊婦さんが歯の病気を放置しておくと、お腹の中で赤ちゃんが十分に大きくなれない場合もあります。ご自身と赤ちゃんのために、妊娠初期に健診を受けましょう。
 また、成人の八十?がなっている歯周病は早期発見、早期治療が重要です。一度正しい歯みがきの指導を受けてみてください。一年に一度、お口のチェックも忘れずに!


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