2003年9月26日号

ハイ！こちら消費者センターです

シリーズ（4）

「債権回収会社」をかたる業者にご注意を！！

　最近「債権回収会社」または類似名の業者から身に覚えのない請求をされたという相談が増えています。携帯電話のメールやはがきなどに「あなたの債権を譲渡されたので一括回収します。回収方法は多少手荒いかと思います」などといった文面で金銭を払うように要求してきます。

●悪質業者の手口

　上記のような請求を送りつけ、「家族への請求かも…」といった勘違いや「回収に来たらどうしよう」といった不安につけこみ、請求額を振り込ませようとします。

●正式な債権譲渡とは

　正式な債権譲渡の場合は、譲渡者と譲受者の双方から本人あてに通知する必要があります。譲渡された業者からだけの一方的な請求は、本来の手続きではありません。
　法務大臣の許可を受けた正式な債権回収会社は、法務省のホームページで確認できます。

●対処の方法

　身に覚えのない請求については一切応じず、こちらから連絡をしないようにしましょう。連絡を取ることによって、さらに個人情報を聞き出され、執拗な請求を受ける恐れがあります。業者が実際に回収に来たという報告はまだありませんが、その場合は、すぐに警察に連絡してください。
　架空請求についてお困りのかたは、市消費者センターへご相談ください。

消費生活相談は
秋田市消費者センター
　tel(866)2016