2003年11月28日号

平成14年度

下水道の決算


●企業会計として初の決算●

下水道事業の会計は、平成14年度から地方公営企業法の財務規定などを適用し、特別会計から企業会計となりました。今回、企業会計として初めての決算をお知らせします。
問い合わせ 下水道総務課 tel(864)1411


 平成14年度は、諸経費の削減に努めたにもかかわらず、4億3,403万3千円の純損失を計上して、赤字決算となりました。
 今後も、市民が安全で快適な暮らしができるように、効率的で効果的な事業経営を行い、一層の経費削減につとめていきますので、みなさまのご理解とご協力をお願いします。



■下水道の資産■

14年度は42億円の資産が増加。
資産総額は1,832億円
資産である下水道管の総延長は、約1,208km。これは秋田駅から東京駅経由で京都駅までの距離と同じくらいになります!


■東北県庁所在市と数字で比較■

秋田市は、ほぼ平均的な位置
 汚水処理費用の主なものは、汚水を処理するための薬品・電気代など、施設の維持管理費および償却費です。
 使用料単価は、使用料収入を使用水量で割ったものです。


汚水1立方mを処理するのに255円(100%)かかっています

 汚水をきれいな水にするために、1m3あたり255円の費用がかかっています。
 この、処理費用255円のうち、下水道使用料で169円を負担していただき、残りの86円を税金でまかなっている計算です。
 本来、汚水処理にかかる費用は、全額使用料でまかなうことが原則となっています。
●洗剤は決められた量を使いましょう
●紙おむつや油を下水道に流さないで!
●ゴミや空き缶を下水道に捨てないで!


みんなの下水道をたいせつに

 下水道は、多くの時間とお金をかけて作っています。台所などでのマナーが悪いと下水道がつまったり、処理場で処理しにくくなり、余分な経費がかかることになります。ご注意ください。
水質検査技師さんから…
「処理場で処理された水が、きれいになったか毎日チェックしています。処理場の水は草生津川へと返されます。水は、私たちの生活と自然を循環するもの。水回りのマナーを守ってくださいね」


14年度下水道会計のおもな使いみち

●下水道管の整備…金足地区、飯島地区、桜地区、横森地区、仁井田地区、浜田地区、添川地区などにお住まいのかたに下水道を普及させるため、計画的に工事を行いました
●土崎ポンプ場…ポンプ場を維持するために、必要な汚水ポンプ設備の更新工事を行いました
●広面ポンプ場…広面地区などの下水道流入量の増加にともない、脱臭設備および流入ゲート設備の増設工事を行いました
●八橋終末処理場…処理場を維持するために、必要な設備の更新工事を行いました


用語解説

■収益的収支…その年度の企業の経営活動で発生した収益(収入)と、その収入を得るためにかかった費用(支出)のこと。収入はサービス提供の対価としての料金収入が主体で、支出はサービス提供に要する工事費、人件費、光熱水費、減価償却費などです

■資本的収支…支出には、住民に対するサービスの提供を維持したり、将来の利用増に対応し経営規模を拡大したりする建設改良費や、企業債(借入金)の元金償還金など、収入には、資産の取得などに要する資金である企業債(借入金)や国からの補助金などを計上します

■留保資金…収益的収支の支出に計上される減価償却費など現金支出を伴わない費用は、企業内部に留保された形の資金となります。これを費用化して、資本的収支の資金不足に充当する補てん財源の一部にすることができます



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