2003年12月26日号

ハイ!こちら消費者センターです

シリーズ(7)


「マルチ商法」にご注意!

 商品やサービスの購入契約をして、次は自分が知人を誘って契約させると収入になるという、いわゆる「マルチ商法」のトラブルが後を絶ちません。「マルチ商法」は人から人へと伝わって広がっていくことから「ネットワークビジネス」とも呼ばれます。

相談事例(1)

 …知人に誘われて説明会に出かけたところ「販売組織に加入して商品を購入し、友人を次々誘って契約させるともうかる」と勧められ、高額な化粧品セットを購入した。しかし、誰にも買ってもらえず収入が得られない。購入した商品代金の支払いが大変だ

相談事例(2)

…学生時代の先輩に「新しい販売システム」のイベントに誘われ、結局、その販売組織に加入して健康食品を購入した。契約を解除したいが、先輩との信頼関係が壊れてしまうのが不安だ

このような被害にあわないために

 「マルチ商法」は、組織内で成績を上げるために無理な勧誘をしたり、売れる見込みがないのに商品を購入するため、人間関係を損なったり、在庫を抱え支払いに困る場合があります。「もうけ話がある」という言葉で説明会やイベントなどに誘われ、高額な商品の購入を勧められたり、権利金を支払わないと会員になれない場合は注意しましょう。
 また、「マルチ商法」は、20日間のクーリング・オフ(無条件解除)が認められています。契約をした後でも、おかしいと思ったらすぐに消費者センターにご相談ください。

消費生活相談は
秋田市消費者センター tel(866)2016


オレオレ詐欺、続発!

「おばあちゃん、オレ」
若い男の声の電話に注意!

 「孫」や「警察官」を名乗って電話をかけてよこし、お金を振り込ませてだまし取る「オレオレ詐欺」の被害が、県内でも続発しています。
 10月末までに県内で15件、総額1,133万円の被害が発生。不振な電話には十分に注意を!

 若い男の声で「おばあちゃん、オレ」などと電話をかけ、「交通事故を起こしたので、示談金を払わないといけない。至急送ってほしい」とか、「友だちの保証人になったので保証金を払わないといけない。誰にも内緒で金を送ってほしい」と言って現金をだまし取ります。
 なかには、警察官を装って交通事故の示談金の振込を要求するなど、手口もさまざまです。

怪しいと思ったら
警察などにすぐに相談を

●親族から突然、現金の振込を要求する電話があった場合には、送金の前に必ず関係する親族に確認しましょう。
●警察が交通事故の示談金の支払いを指示することは絶対にありえません。
●社会保険庁を名乗って、年金や税金を返還してほしいと言って現金を振り込ませる「架空請求詐欺事件」も発生しています。これまで受けたことのない現金振込などの請求を受けたら、すぐには支払わず、納得いかないときは、最寄りの警察、または県民安全相談センターへご相談ください。

県民安全相談センター tel(864)9110



Copyright (C) 2003秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp