2004年4月23日号

合併コーナー

第9回合併協議会

上下水道、建設関係事業、
都市整備事業などについて審議


合併協議に関するご意見をお寄せください
秋田市合併推進局tel(866)2785 ファクス(866)2795
合併協議会ホームページ・http://www.aky-gappei.jp


 四月十二日、秋田市・河辺町・雄和町の第九回合併協議会が開かれました。
 今回は、「水道事業」「下水道事業」「建設関係事業」「都市整備、交通関係事業」の取扱いなどについて審議され、すべて議案どおりに承認されました。

水道料金は平成18年度から新しい料金に統一します

 水道事業は、合併時に秋田市の制度に統一し、雄和町の上水道と河辺町・雄和町の簡易水道事業は秋田市が引き継ぎます。雄和町の小規模水道は、雄和町の制度を秋田市が引き継ぎます。
 水道料金については、平成十八年四月から新たに算定した料金に統一します。また、両町では冬期間(一〜三月)の検針を実施していないなど、検針の方法などで異なる点についても、料金と同時に統一します。平成十六、十七年度は現行どおりとします。
 雄和町の持つ、雄物川表流水と玉川ダム合わせて2655平方メートルの水利権は、秋田市が引き継ぎます。

●水道料金の現況


*秋田市と雄和町は口径(13mm、20mm、25mmなど)の大きさによって、基本料金と従量料金が決まります。河辺町はその水道の用途によって決まります。
*河辺町、雄和町は使用料が10m3までは基本料金のみです。

下水道の使用料、受益者負担金および分担金は平成18年度に統一します

 下水道事業は、合併時に秋田市の制度に統一し、河辺町・雄和町の公共下水道事業と雄和町の特定環境保全公共下水道事業を引き継ぎます。
 下水道の使用料については、合併後に新市の使用料を算定し、平成十八年度から新使用料に統一します。
 また、受益者負担金および分担金は、平成十八年度から秋田市の額に統一します。いずれも十六、十七年度は現行どおりとします。


●下水道使用料などの現況


※秋田市の農業集落排水使用料は、平成16年7月の改定後の従量制料金で計算しています。

地方バス路線の維持対策は合併後の新市で検討します

 雄和町の循環バス「ユーグル」の運行と赤字全額補助については、合併時は現行どおりとし、合併後の新市において検討します。
 河辺町が行っているユフォーレ線の赤字全額補助については、合併時は現行どおりとし、合併後の新市において検討します。また、生活路線維持費補助金のうち、乗車密度カット分(秋田市は平成十四年度で廃止)については、平成十六年十月以降の運行分から廃止します。

ユーグルってなあに?

 町民の交通手段を確保し、生活の利便性を高めるため、雄和町で平成12年8月から運行しているバスです。運行は秋田中央交通が行っています。
 雄和町内の各地域を結ぶ循環バスが役場隣りのバスターミナルに乗り入れ、秋田市方面へのバス路線と接続します。
 これにより、町内各地域から秋田市方面への通勤・通学が楽になっています。また、町内の地域間の移動もしやすくなり、小中学生のスクールバスとしても利用されています。乗車料金は全区間100円です。

都市景観や開発などに関する事務は
秋田市の制度に統一

 都市景観の形成に関する施策、屋外広告物関連事業は、合併時に秋田市の制度に統一します。
 宅地開発の許可などに関する手続きは、合併時に秋田市の制度に統一します。また、両町の都市計画区域内での開発許可の必要な規模を現在の三千平方メートルから一千平方メートルに改めます。
 建築基準法に基づく確認・許可・検査業務や、都市計画などに関する建築許可関係事務など、現在、二町が県を経由して行っている事務については、合併時に秋田市の制度に統一し、市で事務を取り扱います。

公営住宅の家賃は
段階的に秋田市の制度に統一します

 公営住宅の家賃は、合併時に秋田市の制度に統一します。
 ただし、家賃を算定する際に使用する立地係数・利便係数が秋田市と両町で異なり、これらを秋田市の基準に統一すると両町の公営住宅の家賃が上昇してしまいます。そのため、合併時にすでに入居しているかたの家賃については、平成19年度までは段階的に家賃を調整し、平成20年度から秋田市の制度に統一します。
 公営住宅の建設や改修の計画を定めた新秋田市住宅マスタープラン、公営住宅ストック総合活用計画は、合併後に新市域を対象とした計画を策定します。
■1市2町の市営・町営住宅
秋田市
18か所
中央地区 ●金砂町 ●川尻 ●旭南 ●茨島東地区 ●横森 ●高梨台 ●手形山 ●広面西地区 ●新屋日吉 ●新屋扇町 ●新屋沖田南地区 ●牛島 ●御所野元町 ●牛島清水町北地区 ●四ツ谷 ●外旭川 ●高清水 ●高野
…合わせて2,299戸
河辺町
1か所
和田地区 ●松渕団地…10戸
雄和町
2か所
川添地区 ●糠塚団地…12戸
大正寺地区 ●新波団地…7戸
*このほかに、河辺町・雄和町に特定公共賃貸住宅、河辺町に単身者住宅があります。

除排雪は平成17年度から秋田市の制度に統一します

 除排雪対策事業は、平成16年度は現行どおりとし、17年度から秋田市の制度に統一します。ただし、地域の特性などを考慮して除雪をすることとします。

■除排雪事業の現況

建設関係事業は秋田市の制度に統一

 建設関係事業については、合併時に秋田市の制度に統一します。なお、各事業の実施にあたっては、地域的な均衡や必要性を勘案するものとします。
 道路の認定、廃止などに関する業務は、合併時に秋田市の認定基準に統一します。
 道路占用許可関連の事務、道路占用料については、合併時に秋田市の制度に統一します。

第11回
秋田市・河辺町・雄和町合併協議会

とき/5月17日(月)午後2時〜
ところ/秋田キャッスルホテル
 傍聴は自由です。ご希望のかたは直接会場へどうぞ。
議 案(予定)
・市町村建設計画
・合併協定項目全般の最終調整
●問い合わせ 合併推進局tel(866)2785

今後の合併協議会の予定

 平成17年1月11日の合併に向け、昨年度から開催している合併協議会。すでに10回の協議が行われ、さまざまな行政制度などの調整が行われています。
 今後の日程は下記のとおりです。5月17日の第11回を含めて、あと3回の開催となります。開催日や協議項目などは、随時広報あきたなどでお知らせします。いずれも傍聴は自由。
協議会 予定日 協議項目(予定)
第12回 6月2日 調印式の概要説明と今後の予定
第13回 7月上旬 調印式
※協議状況などに応じて変更する場合があります。
 合併協議会の終了後は、各市町議会の議決、県への申請、県議会の議決、国への届出などの手続きや、事務事業の統合に向けての準備を進めていくことになります。


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