昭和28年に行われた久保田中学校最後の卒業式。 明徳・中通学区からなる久保田中は、市内の新制中学校の一つとして、 昭和22年、現在の秋田駅前の中央通り付近に開校しました。 しかし、繁華街に近いという風紀上の問題や生徒数の増加から、 中学校統廃合の対象となり、わずか6年で廃止に。 明徳学区の生徒は秋田東中へ、中通学区の生徒は秋田南中へ通うことになりました。 新しい旅立ちへの希望と不安、母校がなくなる寂しさ…。 紅白の幕や豪華な花もない、簡素な卒業式だけに 生徒一人ひとりの表情からいろんな思いが伝わってくる1枚です。