2005年7月1日号

スギッチ情報局
あれは44年前…


 昭和36年の秋田国体にまつわる思い出を紹介します。“まごころ”がいっぱいつまったあなたのお話を聞かせてください。
秋田市国体局総務企画課tel(866)2830


58年分の記念切手がわたしの国体記録集


浅野周夫さん(60歳・八橋)

 浅野さんの宝物。それは、四十七年前から集め続けている国民体育大会の記念切手です。これは、昭和二十二年に石川県で行われた第二回大会で初めて作られ、それから毎年、国民体育大会の開催を記念して発行されているものです。
 浅野さんは中学一年のときからさまざまな切手を集めていますが、初めて自分のお小遣いで買ったのが国体の記念切手。昭和三十三年に富山県で開催された第十三回大会のものでした。それ以来、国体の記念切手を集め続け、五十八回分のすべての大会の切手を手元にそろえました。
 集めた切手を整理する際に、大会ごとに簡単な解説、開催都道府県、優勝都道府県、秋田県の成績を書き加えるのが、浅野さん流。そのファイルをめくりながら、国体の歴史をたどり、秋田県の成績を調べたり、当時のことを思い返したりするのが楽しみの一つです。
 ところで、国体を実際に見たことは?…と聞いてみると、「実は、まだ一度も見たことがないんですよ」とちょっと意外な答え。「昭和三十六年の秋田国体のときは高校生で、残念ながら観戦できませんでしたが、再来年は競技会場へ行ってゆっくり見てみたい」と張り切っています。
 最近は切手の展示会などでこれらの切手を展示して、国体のPRに一役買っています。「国体まであと二年。この切手が国体に興味をもつきっかけになってくれればうれしいですね。みんなで盛り上げていかなきゃ」と期待を込めて話してくれました。


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