2006年12月1日号

市長ほっとコラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。

秋田わか杉国体 迫る

 来年は、いよいよ久々の大イベント「秋田わか杉国体」の年です。
 年明けすぐ二月十日から十三日まで、仙北市、鹿角市、由利本荘市を会場に冬季大会が、そして、九月二十九日から十月九日まで、本市を主会場に十九市町村で夏季、秋季統一の本大会が開催されます。
さらに、十月十三日からの全国障害者スポーツ大会「秋田わか杉大会」へと続きます。
 思えば昭和三十六年に本県で開催された第十六回大会は、本県が発展途上ともいうべき時期で、宿泊施設が少なく、多くの選手・役員を民泊という形で受け入れました。これが功を奏し、県民こぞっての温かいもてなしにより「まごころ国体」として今に語り継がれています。
 その時私は中学生で、八橋陸上競技場での開会式の感動が今でも脳裏に焼き付いています。

 今回も、雄和の県営陸上競技場での開会式・閉会式をはじめ、陸上競技や水泳、サッカー、テニス、体操、柔道、ライフル、ラグビー、ゴルフの正式競技九種目、高校野球とスポーツ芸術の公開競技二種目が本市内で展開されるほか、各県の大会本部も置かれることになり、選手、役員など関係者だけで約一万二千人のかたが本市を訪れることになります。
 さて、国体に対する受け止め方は時代とともに変わり、自治体の財政難の折、高度経済成長期のように、大規模な施設の整備や多額の費用をかけた華々しいイベントなどを行うことはできなくなりました。
 また、当時からみれば宿泊施設も整備され、多くを民泊に頼ることはなくなりました。
 しかし時代が変わろうとも、出場する選手にとっては、ベストコンディションで競技に臨み、勝とうとする意欲に変わりはないはずです。
 日本中のはつらつとした若い力が秋田に結集します。全国の若い力を、今も変わらぬ秋田の「まごころ」でガッチリとフォローし、それぞれが実力を思う存分に発揮できる国体にしたいものです。
 当然のごとく、県や市町村、競技関係者だけでは国体は成り立ちません。ボランティアとして、競技声援者として多くの市民、県民の参加があればこそ可能になります。
 そしてまた、秋田の観光や物産、さまざまな資源を全国に発信できるまたとない機会でもあります。
 国体PRに大活躍の我らがスギッチ君とともに、「秋田わか杉国体」、そして「秋田わか杉大会」に、市民こぞっての参加をお願いいたします。

昭和36年の秋田国体は民泊で「まごころ」



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