2007年3月1日号

介護保険が“予防重視型”に

…4月から、介護予防サービス(新予防給付)がスタート


 できるだけ介護が必要にならないように。そして、住み慣れた地域で元気に暮らしていけるように。「介護予防」に重点を置いた介護保険制度が秋田市でも始まります。




要介護区分が7段階に

 心身の状態の維持や改善の可能性を見極めるため、要介護認定の区分が変わります。これまでの区分は全部で六段階でしたが、四月以降に有効期間が始まる認定は、図のように七つの区分になります。
 新しい区分の「要支援1」「要支援2」のかたがた(要支援者)が、「新予防給付」の対象となります。

自立を支援するサービス

 新予防給付は、なるべく介護が必要にならないようにするためのサービスです。四月から新しくできる「地域包括支援センター」で、保健師などがそれぞれのかたの状態にあった介護予防ケアプランを作ります。そのプラン(計画)に基づいて、予防型の通所介護(デイサービス)・訪問介護(ホームヘルプ)などのサービスを利用することになります。
 予防型のサービスは、「自立」に重点を置き、たとえば家事援助の場合、何から何までヘルパーがやるのではなく、利用者とヘルパーが一緒に食事を作ったり、掃除をしたりして、生活機能の維持向上をめざします。

いつまでも活動的に

 地域包括支援センターでは、要介護認定で「非該当」と判定されたかたや、要支援・要介護になる恐れのあるかたを対象とした介護予防のケアプランも作成します。プランに基づき、市が行う介護予防事業(…運動機能の向上、栄養改善、口啌機能の向上など)に参加することで、住み慣れた地域で、いつまでも元気に暮らし続けていけるようにします。
問い合わせ
介護保険課tel(866)2407


Copyright (C) 2007秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp