2007年4月20日号

みなさんのための地域の拠点ができました

地域包括支援センター


◇65歳以上で、今の健康を維持したいかた
◇介護保険の認定で要支援1か2になったかた
◇65歳以上で、健康が心配になってきたかた
◇ご家族や近所のかたの介護に悩みがあるかた


 「地域包括支援センター」は、これまで地域の相談窓口であった在宅介護支援センターの機能を強化した施設です。「介護」「福祉」「健康」「医療」など、さまざまな面から高齢者を総合的に支えます。
 みなさんがいつまでも健やかに生活していけるよう、お住まいの地域の「地域包括支援センター」をご利用ください。

対象者とサービス


65歳以上で…

●健康が心配になってきたかた
 現在の状態を維持できるよう、介護予防の講座を紹介したり、生活のアドバイスをしたりします
●健康が心配になってきたかた
●介護保険の認定が要支援1・2のかた
 それぞれのかたに合わせた介護予防計画を作成し、運動機能の向上や栄養改善などを目的とした福祉サービス、介護保険サービスを提供します
※要介護1〜5のかたには、これまでどおり居宅介護支援事業所でケアプランを作成します。
●どなたでも
 介護や健康、福祉、生活に関することなど、どのような相談にも応じます。「どこに相談するのかわからない」という悩みもどうぞ

高齢者のご家族、近所のかた

 介護についての相談や悩みのほか、健康や医療、生活など、高齢者に関するどんな相談にも応じます
◆例えば…
・認知症の親の徘かいがひどくて困っている
・親が利用している介護サービス事業者に不満がある
・近所のひとり暮らしの高齢者が以前、ぼや騒ぎを起こしたが、またいつ起きるか不安だ

地域で元気に暮らすために

 介護保険制度が始まって7年。その状況をみると、要支援、要介護1といった要介護状態が軽いかたが増える一方で、提供される介護サービスが、状態の改善、悪化防止につながっていないという傾向があります。そこで、できるだけ介護が必要な状態にならないよう、また、状態が軽いうちにそれを改善できるようなサービスを提供しようというのが、この支援センター設置の目的です。
 加えて、高齢者が被害者となる虐待、悪質な詐欺商法などが増えていることから、そのような事件から高齢者を守る役割も果たします。
 そのため、介護の専門家だけで運営していた各地域の在宅介護支援センターを強化し、社会的支援・医療支援の専門家も加えた組織「地域包括支援センター」を新たに設置することになりました。保健師(看護師)、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門家たちが、チームで高齢者のみなさんを支えます。

ほかにも、こんなことをします


高齢者の権利を守ります

 お金の管理や契約などに不安があるとき、頼れる家族がいないときなどに、「成年後見制度」を利用できます。また、民生委員や福祉施設など、地域の関係機関と協力し、虐待の早期発見と防止に努めます。

福祉サービスの申請をお手伝いします

 今まで在宅介護支援センターが行っていた、公的な高齢者福祉サービスの手続きのお手伝いを、これからは地域包括支援センターが行います。なお、引き続き在宅介護支援センターでも申請は受け付け、地域包括支援センターへ取り次ぎます。

地域ぐるみで高齢者を支援します

 高齢者がより暮らしやすい地域になるよう、民生委員や医療機関など、さまざまな関係機関とのネットワークづくりに力を入れます。

「桜地域包括支援センター桜の園」の坂下久美子さん(社会福祉士)、佐藤陽子さん(主任ケアマネジャー)、能登 美紀子さん(看護師)

「チームワークを活かして、介護に限らず住みやすいまちづくりにがんばります。相談などの用事がなくても気軽に遊びに来てくださいね」

地域包括支援センターは市内10か所!
「お気軽にご相談ください。ご自宅にも伺います」



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