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2007年4月20日号 |
見つめ合い、認め合う。 |
ともに生きる社会めざして 。
男女という性別だけではなく、 年齢、職業、身体状況、国籍などにかかわりなく、 誰もが互いの人権を認めあい、 一人ひとりが個性や能力を 十分に発揮できる社会。 秋田市はそんな社会の実現をめざしています。 〜「第3次秋田市男女共生社会への市民行動計画」から |
第三次パートナーシッププランを策定しました |
第三次行動計画では、三つの視点から、男女共生社会実現のための意識づくり、仕組みづくり、意欲づくり、生きがいづくり、地域づくりを進めていきます。
一つ目の視点は、 ●家族・家庭を出発点として 男女共生意識を育てる 人に対する信頼、そして共生の意識。その多くは家庭生活の中ではぐくまれていきます。一人ひとりの価値観や社会性が形づくられる最初の場である家族・家庭。そこを出発点として、人権尊重を基本とした男女共生意識をはぐくんでいきます。 二つ目の視点は、 ●男女共生の開かれた生活環境を作る 私たちの社会では、「男だから」「女だから」という固定的な性別役割分担意識によって、生きづらさを感じる場面が少なくありません。 家庭、職場、学校、地域など、あらゆる場において、男女共生意識を広げていくことによって、自分の気持ちをありのままに表現できるような、開かれた生活環境をつくります。 そして三つ目の視点は、 ●男女共生のいきいきとした毎日をおくる 現代は長寿社会。私たちは生涯にわたっていろいろなことにチャレンジし、生きがいのある暮らしを長く続けたいと願っています。 男女共生意識が広がることで、一人ひとりが個性や能力を十分に発揮でき、自律した日常生活を営むことができるようになります。たくさんの人たちと仲良く手を取り合って、いきいきとした毎日を過ごしましょう。 |
育ちの場、活躍の場を充実 |
具体的な行動計画には、次のようなものがあります。
家族・家庭から男女共生の理解を…性別による固定的な役割意識や慣習を見直すためのフォーラムや講座を開催 女性の人材育成…できるだけ多くの女性に政策、地域活動などの意思決定の場に参画してもらうための養成セミナーを開催 女性の登用率を50%に…秋田市女性人材リスト(※)などを活用し、市の審議会などに積極的に女性を登用 市役所も男女共生の意識を…「男女共生推進員」となる職員を任命し、職場で共生の意識を高める 男女共生社会の実現には、まず相手をよく知ることが第一歩。お互いをしっかり見つめて、そして認めあうこと。そこから始めてみませんか。 ◆問い合わせ 男女共生・次世代育成支援室tel(866)2141 ※秋田市女性人材リスト…各種審議会などへ女性の登用促進を図るための女性人材情報のリスト |
お互いが笑顔で仕事ができる職場に |
伊藤工業(株)代表取締役社長
伊藤満さん(雄和) 会社ぐるみで男女共生の環境づくりに取り組んでいます。 お茶出しや掃除などは協力してやるようにしてますし、仕事の上でも男女区別なく、みんなが力を発揮できるよう心がけています。 建設関係という仕事柄、現場には男性が多いのですが、女性も活躍してますよ。責任感を持ってがんばってくれています。また、今年度は、取締役に女性を一人増やして二人にしました。女性の視点での、管理・運営に対する意見を期待しています。 社員みんなが笑顔で、そして楽しく仕事をしてくれることが一番の願いです。 |
声をよく聞くことでつながりが生まれる |
秋田市男女共生行動計画策定部会・座長
秋田大学教育文化学部教授 望月一枝さん 今回の計画策定にあたっては、男女共生に対する秋田市としての方向性、そしてこれまで活動してきた市民の思い、この二つをうまくドッキングさせるのに苦心しました。ことばをよく吟味し、計画にたずさわった全員が納得するまで、熱い議論を重ねました。 「男女共生」ってむずかしいことのようですが、大事なのは、「さまざまな人の声を聞く」ということだと思うんです。そこから人と人とのあたたかいつながりが生まれ、主体性、積極性が引き出されて、家庭が、職場が、そして秋田市がいきいきしてくるのではないでしょうか。 |
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