2007年5月4日号

市民相談室の「専門相談」

お悩み別に、専門家がアドバイス!


 身の回りで困ったことはありませんか?「どこに相談すればいいかわからない」なんて経験ありませんか?
 そんなときは「市民相談室」をご利用ください。

市民相談室の専門相談



 「市民相談室」は、市民のみなさんの相談窓口です。平成18年度の1年間で市民相談室に寄せられた民事関係の相談は、1,323件。その内容は、夫婦や親子関係の問題、暮らしの悩み、金銭貸借のトラブル、相続に関すること、害虫駆除の相談、借家のトラブル、隣の家との境界に関することなど、さまざまです。
 市民相談室では、自分だけで解決できないかたのために、上表のような「専門相談」を定期的に開催しています。法律の相談には「弁護士」、税の相談には「税理士」…といったように、悩みや問題の内容に応じた専門家が相談役となり、みなさんに助言します。豊富な知識と経験をもつ、それぞれの道のエキスパートですので、安心してご相談ください。
 専門家の処方箋が、きっとあなたの心のモヤモヤに効くことでしょう。

お気軽にご相談ください。私たちが相談に応じます。

問い合わせ/市民相談室tel(866)2039

「司法書士相談」の相談役

司法書士/鈴木敏夫さん・梅崎昌弘さん

解決のための”道しるべ“を示します

 司法書士というと、土地や建物など不動産の所有に関わる「登記」の専門家というイメージを持つかたが多いのではないでしょうか?
 でも実は、応じる相談内容の範囲は意外と広いんです。
 例えば、隣との土地の境界線のトラブルや、死んだ人が残した財産をどうするかといった相続の問題ですね。最近では、認知症の高齢者や障害者などの権利を守る「成年後見制度」の相談や、多重債務の相談も増えています。相談を受けたときは、法律に照らし合わせて、解決に向けた方法をいくつかお教えします。「その場で解決!」というわけにはいかなくても”道しるべ を示すことができればと思っています。
 みなさんが普段真剣に思い悩んでいることが、実際は単純な誤解の場合もあります。ささいなことでも、心配なことがあれば私たちにおたずねください。

「遺言・相続」の相談役

公証人/和田鎭男さん

遺言は”人生の決算書“自分の意志で決断を

「公証人」として、普段は契約・遺言などに関する「公正証書」の作成などの仕事をしています。
 相談は、「どんなときに遺言書を書けばいいのか」「遺言書の書き方は?」「相続のことで家族や兄弟でもめているがどうすればいいか」といったものが多いですね。自分で書いた遺言書は、内容が不十分だと法的な効力を持たない場合もあります。また、これまで相談に応じてきて、遺言書があればトラブルが起きずに済んだのに…と残念に思ったことがたくさんあります。
 遺言書は”人生の決算書“。財産は、自分が長い間培ってきたものであり、いわば人生を凝縮したものです。財産を誰に、どう残すかということは、やはり自分で決めるべきだと思います。
 相談のときは、できるだけ法律用語を使わず、「直系血族」は「おじいさん」「お孫さん」といったように、わかりやすい説明を心掛けています。安心してご相談ください。


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