2007年7月6日号

市長ほっとコラム

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全国市長会・会長就任

 このたび、全国八○五市で組織する全国市長会の会長に選任されました。
「地方六団体」という言葉をマスコミで目にすることがあると思いますが、地方六団体というのは全国知事会、市長会、町村会、並びにそれぞれの議長会をさします。
 東京など大都市圏と地方との経済格差、国・地方ともどもの財政難、少子高齢社会など多くの難題に直面する中で、地方六団体もこれまでのように単に国への要望・陳情を行うだけで事足りる時代ではなくなりました。住民サービスの向上に結びつく地方分権改革や財政基盤の強化など、展望ある地域社会を築くために国に対し提言し、また地域の利害を超えて新しい自治制度の構築に取り組むべき時代となりました。

6月6日、全国市長会総会で
会長就任あいさつ
 このような中で、全国市長会も民主的な運営が必要であるとし、今年度から、話し合いによる会長選任から選挙制へと移行し、長崎市の故伊藤一長市長さんを含む三人の市長さんが立候補しました。しかし、ご承知のように、伊藤市長さんが許されざる暴挙により突然ご逝去されるという痛ましい事件が勃発しました。
 補充立候補受け付けということになりましたが、私にとっては思いもよらない動きとなりました。
 私が全国市長会の財政委員長の職にあったことや、長崎と同じように中央との格差問題を抱える秋田のような地方都市の市長が会長職にふさわしいとの考えもあったものと推されますが、私が全国各地の市長さんたちから推薦されることになりました。
 選挙の相手の二人の市長さんはベテランのかたで、まだ二期目の私ごときがということで悩みましたが、藩政時代や戊辰戦争における九州と秋田との歴史的な縁や、平和宣言都市同士という間柄から故伊藤市長さんとは懇意にしており、私が会長選挙の推薦人の一人でもあったことから、これも何かの巡り合わせと心に決め補充立候補を決意しました。結果、私が六割の票をいただき当選しました。大変な時期での会長職ですので重責を感じざるを得ません。
 当然に、今後、市長会全体の立場で努力しなければなりませんが、とかく埋没しがちな秋田の名を広める機会も増え、国に対し地方の発展に向けての政策提言が可能な立場になることから、秋田への貢献にもつなげることができることになります。
 秋田を留守にすることが多くなりますが、市民のみなさんにはよろしくご理解を賜りたいと存じます。
 今は亡き伊藤前長崎市長さんのご冥福を心からお祈り申しあげます。



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