2007年10月19日号

生ごみ“たい肥”製造中!


 生ごみを使った“たい肥”づくりに取り組んでいるかたが増えています。
 出てしまったごみを資源として再利用! 環境にと〜ってもやさしいんです

お客様のエコ意識に影響受け
吉野輝彦さん(泉)

 パン屋を営む吉野さん。店でもごみの分別を徹底するなど、環境問題には以前から関心がありました。 
 でも、いちばん影響を受けたのは「店に来てくれるお客さまのエコ意識の高さ」だそうです。マイバッグを持ってきたり、店の袋を何回も使ってくれたり…。そして「何か自分にできることを」と始めたのがたい肥づくりです。吉野さんは「生ごみの量が3分の1ほど減りました。エコ効果は抜群。たい肥づくりがもっと広がるといいですね」と話してくれました。

野菜の育ちにびっくり!
安宅祥子さん(下浜)

 「生ごみを少なくしようと常に心がけています」という安宅さんは、2年前から畑に生ごみ“たい肥”を使っています。昨年はキャベツ、白菜が、「えっ!」と思うくらい大きく育ち、畑を見た近所の人たちもビックリ。味も良く大きく育った野菜は、離れて暮らす子どもたちへ送ります。「みんな喜んでくれますよ」と安宅さん。今作っているたい肥は、来春のうね作りに使うそうです。


 生ごみたい肥づくりには「EM」が活躍します。「EM」とは乳酸菌や酵母菌などが含まれた有用微生物群(Effective Microorganisms)のことで、発酵や分解などの力を持ち、たい肥づくりのほか悪臭緩和や河川の浄化にも利用されています。吉野さんたちが挑戦しているのは、米ぬか・もみ殻をEMで発酵させた「EMボカシ」を使う方法。ちょっと簡単にご紹介しましょう。

(1)専用バケツに水分をよく切った生ごみを入れる
(2)バケツにEMボカシを入れ生ごみとよく混ぜる
(3)しゃもじなどで上からぎゅっと押し空気を抜く
(4)専用のふたで密封する
(5)バケツの底にたまった発酵液を取り除きながらバケツいっぱいになるまで(1)〜(4)を繰り返す
(6)直射日光を避け密封して1〜2週間程度発酵させる
(7)土にすき込んで急速に分解させると、たい肥のできあがり!
●「EMボカシでたい肥づくりに挑戦したい」「EMをもっと詳しく知りたい」というかたは、環境企画課にお問い合わせください。
問い合わせ
環境企画課tel(863)6632

エコアちゃんの環境にやさしい料理教室

 省エネ、節水、ごみ減量の工夫をしながら、旬の食材で地球にやさしい料理を作ろう。参加費、材料代とも無料です!
●日時・会場・定員
11月26日(月)午前10時〜午後1時→土崎公民館(先着20人) 
11月29日(木)午前10時〜午後1時→南部公民館(先着18人)
11月30日(金)午前10時〜午後1時→サンパル秋田(先着30人)
12月 1日(土)午前10時〜午後1時→東部公民館(先着20人)
◆申し込み
10月22日(月)午前8時30分から11月9日(金)午後5時30分まで環境企画課へ。tel(863)6632


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