2007年11月16日号

わたしの秋田国体


わか杉大会の要約筆記ボランティア

第二の青春を満喫しました
和田得子さん(千秋)

 9月29日に行われた開会式で、式典前演技のマスゲームに出演しました。練習は5月に始まって、夏には炎天下での練習でしたが、とにかく一生懸命やりました。リハーサルまでは少し不安でしたが、本番はこれまでで一番の出来でした。
 また、「ひとりひとやく」という呼びかけを見て、わたしも何かしなくちゃとボランティアにも応募しました。国体の体操の練習会場、ラグビー会場、わか杉大会のフットベースボール会場で合わせて8日間ボランティアをしたんですが、県外から応援に来たかたとお話もできて、楽しかったです。
 開会式やボランティアに参加できたことは貴重な経験です。開会式本番前のお昼を食べながらのおしゃべりや、終わってからの記念撮影などもとっても盛り上がって、すべてがいい思い出です。第二の青春ですね。女学生のような気分でした。

一緒に出演したメンバーとも打ち解けて、すっかり仲良し
(前列中央が和田さん)

姉弟そろってボランティア!
高清水 愛さん(中)・萌さん(左)・信智くん(新屋)

 地元で国体があって自分も参加できるなんて、めったにないチャンスだと思って、
3人一緒にボランティアに応募しました。担当したのは、10月3日から5日までの3日間、水泳会場のドリンクコーナーで選手や観客に飲み物をサービスする係です。
 早い日は朝7時30分集合で、準備から後片づけまでやるのでけっこう大変。思ったより人も多くて、次から次に飲み物を渡さなければならないんです。でも、選手や監督が声をかけてくれたり、ほかのボランティアの人とおしゃべりをしたり、いろんな経験ができて、3人ともやってよかったと思っています。
 飲み物が残って無駄にならないように工夫したり、「おつかれさまです」と声をかけたり、積極的に取り組む妹と弟の姿を見て、成長も感じました。

これでまた一つ成長したかな…

たくさんの人が支えた秋田国体

 国体期間中、競技会場や街の至る所に、白いジャンパー姿で国体を無償の力で支えてくれた大勢の人たちがいました。
 総合案内所での案内、駐車場整理、競技会場での受け付け、清掃、ドリンクサービスなどをしてくれた市国体局登録のボランティアは千430人。開会式や閉会式、わか杉大会は、2千646人の県国体局登録のボランティアがお手伝いしてくれました。そのほか、自分たちのアイデアでスギッチマスコットを作って選手にプレゼントしたり、応援グッズを作ったりして盛り上げてくれた市民のみなさんもたくさんいました。
 競技会場やぽぽろーどをカラフルに彩った花のプランターは各地域の市民憲章推進協議会の人たちや小学生が育ててくれました。全国の都道府県への応援メッセージが書かれた756本ののぼり旗は中学生たちの自信作。自分の県への応援メッセージを目にした選手たちは、きっと勇気づけられたに違いありません。
 わか杉大会では、競技会場のふれあい広場で婦人会のみなさんなどが無料できりたんぽを振る舞い、県内外からの人たちに喜ばれました。
 JR秋田駅や秋田空港に到着した県外選手たちの「道しるべ」となったのも、ボランティアのみなさんです。秋田駅の総合案内所ではボランティアスタッフが会場へのアクセスマップや観光パンフレットを配りながら、県外のお客さんたちに和やかに秋田情報を提供していました。


休憩所でドリンクサービス


高校生もさわやかに手伝ってくれました

競技観戦も観光もおまかせ(ぽぽろーどの総合案内所)

ふれあいコーナーではきりたんぽ鍋が好評

●「受け付けやドリンクサービスなどのボランティアがとても親切だった。ソフトな秋田弁にこもる市民の温かいハートが感じられた」…日本陸上競技連盟役員
●「街中がとてもきれい。ごみやたばこの吸い殻がほとんど見られなかった。駅前近くに大きな公園があり、緑を大事にしていて好ましい」…大分県知事
 秋田市民の気持ち、秋田のおいしい食べ物、豊かな自然は、きっと全国の人たちの心に伝わったはずです。
 国体に向けて練習を積み重ねてきた選手のみなさん、準備に取り組んできた関係者のみなさん、そしてボランティアのみなさん、たいへんお疲れさまでした。市民が力を合わせて一つのことを成し遂げた今回の経験を、これからの秋田市の力にしていきましょう!

●国体選手にインタビュー
「秋田の印象、聞かせてください」

武田雄平さん(左)、本多健一郎さん(中)、藤岡大樹さん(熊本県・陸上)
熊本より寒かったけど、みなさんのもてなしに人柄の温かさを感じました。

松本雄史さん(兵庫県・柔道)
定食屋の店員さんの人当たりがよかったです。いい意味でのんびりした印象を受けました。

岩宮亜紀彦さん、玉城考さん (愛媛県・レスリング)
言葉が全然違います。宿の人とか、バスの運転手さんとか、なまってましたね。でも、だいたいの意味はわかりましたよ。

長野県・陸上チームのみなさん
競技会場にお年寄りがたくさん応援に来ているのが印象的でした。みなさん元気ですね。


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