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2008年1月18日号 |
健康万歩計 |
今月のドクター
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このコーナーでは、みんなが健康で元気に過ごすために必要な、ドクターからのちょっとしたアドバイスを紹介します。 |
子どものこんな発熱 要注意! |
子どもの症状で、ご家族が心配されることが多いのは「発熱」ではないでしょうか。病原体が体に侵入すると、体が反応して発熱します。発熱は生体の機能の一つですから、あまり心配しなくて良い場面も多いのですが、重い病気が交じっている場合もありますので、その大まかな見分け方をお伝えします。 以下のような発熱でなければ、夜間などは心地よくして休んでいただき、水分を取るようにして様子を観察してください。 |
●こんな発熱は病院へ |
(1)ぐったりして元気がない。顔色が悪い (2)不機嫌。いらいらしている (3)呼吸困難。よだれを飲み込めない (4)意識がもうろうとしている (5)目の奥を痛がる (6)おう吐や下痢がある (7)けいれんを起こした (8)首が固い。首を痛がる (9)唇が乾燥している (10)尿量が減少して、泣いても涙が出ない (11)3か月未満児である |
インフルエンザで発熱したときは… |
ところで、今シーズンはインフルエンザの流行が早く、秋田での流行も心配されます。 インフルエンザで心配されるのは、インフルエンザ脳症です。インフルエンザの場合、熱性けいれんとの合併も多いので、鑑別が大変難しいケースもあります。インフルエンザでけいれんを起こした、高熱でうわごとを言う、見えないものが見えるなどの気になる様子が続く場合は医療機関を受診してください。 タミフル、リレンザといったインフルエンザの薬の投与も慎重にしたいところです。基本的には、予防のためにワクチン接種を行い、体の抵抗力を落とさないように、休養・栄養に心がけること、流行期にはうがい、手洗い、部屋の加湿を行うことが大事です。 |
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