2008年2月15日号

秋田市の財産と借金をお知らせします


 2〜3ページの決算報告は、1年間の会計年度に区切って、お金の出入りを記録したものです。この方式では、長期にわたって私たちの秋田市に蓄積された資産や負債(借金)がどのくらいあるのかは、わかりません。
 そこで、秋田市が現在、道路や公園、教育施設、ごみ処理施設、市営住宅、保育所、消防施設などの財産をどのくらい持っていて、同時に将来支払わなければならない負債がどのくらいあるかを示した資料が、左の貸借対照表(バランスシート)です。
 ここには、市民のみなさんにサービスを提供するための秋田市の「資産」がどれくらいあり、またその資産についてこれまでに支払いが済んでいるお金「正味資産」と、これから支払わなければならないお金「負債」がどれくらいあるのかが示されています。
 なお、地方公共団体の活動目的は住民福祉の増進であることから、「利益」という概念を持っていません。したがって、貸借対照表は「収益性」よりも「安全性」や世代間負担の「公平性」などを明らかにする視点で作られています(総務省方式)。



貸借対照表ってなに?

 例えば、一般家庭で、現金と銀行から借りたお金で車を買ったとします。その結果、資産(車)と同時に、銀行から借りた分の負債(借金)、現金で支払った分の正味資産が発生します。
 資産・負債・正味資産の3つの状態を表したのが貸借対照表です。左側(借方)と右側(貸方)は、必ず同じ金額になるので、バランスシートと呼ばれます。

秋田市の場合
一般家庭の場合


Copyright (C) 2008秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp