2008年3月7日号

環日本海シーアンドレール実証実験

秋田港をロシア貿易の拠点に


 国土交通省東北地方整備局が中心となり、秋田港をモデルとした「環日本海シーアンドレール構想」の検討が行われています。これは、「シー(海)」と「レール(線路)」、つまり船と鉄道を使って物を運び、秋田港からロシアやヨーロッパ方面へ輸出するルートを作ろうというものです。
 先月、コンテナを仙台から秋田港へ鉄道輸送したのち、船でロシアに運ぶ実証実験が行われました。今回の実験では、鉄道から船に積み替える際の課題、輸送中の振動や衝撃の影響などを確認しました。
 実験ではロシアのボストーチヌイ港まで輸送しましたが、ボストーチヌイ港はシベリア鉄道に直結していることから、ここからさらに鉄道でロシア各地、ヨーロッパへ輸送することも考えられます。
 今後は有識者による委員会などで、実現に向けての課題が検討されます。



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