2008年3月21日号

住民のみなさんが主役です!

都市計画を提案し、住みよいまちづくり


 地域の特色を活かした住みよいまちづくりを進めるため、土地所有者のかたや地区の団体など、市民のみなさんが都市計画の決定や変更を行政に提案できる制度があります。


都市計画にはどんなものがあるの?

 都市計画には、その土地の使い方、建物の建て方などの基本的なルールや、道路・公園・下水道の配置、区画整理・再開発計画などの種類があります。


提案できるのはどんなこと?

 提案できるのは、5千平方メートル以上のまとまった区域となります。例えばこんなことが提案できます。
●緑豊かで整然とした住環境を保つために、宅地における緑地率を定めたい
●歴史観のある地区の街並みを将来にわたって維持するために、建築物の高さ制限や用途制限を加えたい

問い合わせ
都市計画課tel(866)2152
道路の整備…道路建設課tel(866)2133
公園の整備…公園課tel(866)2154
下水道の整備…下水道建設課tel(864)1455
●都市計画の流れ

住民提案の都市計画決定第1号!〜御所野地区

 きれいに整った街並みの御所野地区。平成元年の街開き以来、建築物の規制や植栽のルールなどを定めた建築協定や緑地協定に基づき、町づくりが行われてきました。しかし、協定に強制力がないなどの理由から、地域振興整備公団(現在の都市再生機構)と住民のみなさんは、下堤・元町地区、元町地区、地蔵田地区の3区域を対象に、平成14年7月から、地区計画の提案に向けて話し合いを重ねました。そして約3年後の平成17年11月、住民提案第1号の地区計画が決定。住民の協力で作られた地区計画のおかげで、現在も住みよい環境が保たれています。


自分の家もまちの一部

御所野地蔵田二丁目町内会長
児玉 金悦さん
 御所野地区では、家の壁から隣の家の境界までに1?ほどの距離をおき、堆雪スペースを設けています。これによって屋根の雪が落ちたとき、隣の家とのトラブルを防ぐことができます。また、土地と土地との境界には生け垣を植えることになっており、美しい景観を保っています。
 当時、地区計画の提案に対して、住民のみなさんの反対はほとんどありませんでした。「きれいな町を維持していきたい」というみなさんの思いが、自然な流れで地区計画の提案につながったと思います。
 園芸には無関心だった人が、近所の影響で自宅の庭にせっせと花を植えるようになったという話も聞きます。?自分の家だから勝手にしてもいい?ではなく、?自分の家もまちの一部なんだ?と考えることがまちづくりには大切なんですね。


出会い、交流
あふれる街に

<中心市街地活性化基本計画をテーマに座談会>
 2月13日、大町のギャラリー・ココラボラトリーで、市が策定中の「秋田市中心市街地活性化基本計画」の原案をテーマにした座談会が開催されました。約40人が参加し、中心市街地について意見交換。街の中での出会いや交流、くつろぎを求める意見が出されました。主催のココラボラトリーでは、話し合った内容を計画に反映してもらうため、意見書を市に提出。魅力ある街づくりへのステップとなりそうです!



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