広報あきたオンライン

2008年3月21日号

秋田市姉妹都市フォーラム便り

市民の力で国際交流を進めていこうと設立された「秋田市姉妹都市フォーラム」。このコーナーでは、会員が取材した友好・姉妹都市の隠れた魅力、豆知識を紹介します。秋田市姉妹都市フォーラム事務局
tel(866)2033(企画調整課内)

セントクラウド市 (アメリカ合衆国ミネソタ州)

★平成18年６月28日姉妹都市提携
★人口約５万９千人　　★時差マイナス15時間
★日本から約12時間(飛行機で成田→ミネアポリス約11時間、車でミネアポリス→セントクラウド約１時間)
　南からは桜便りも聞かれるこのごろですが、秋田ではまだまだ寒い日が続きます。姉妹都市のセントクラウド市の冬は、もっと寒いそうです。現地在住の優子ラーソンさん(新屋出身)から、寒い土地ならではの冬の暮らしを紹介してもらいました。

白と紫の世界

　ミネソタの北部では、10月ごろから寒くなり、11月には雪が降り積もることもあります。外の寒さはマイナス20～30度で、まさにバナナで釘を打てたり、バラの花が粉々になったりするくらいです。真っ白い大地に、紫に近い青空が広がります。あまりに寒さが厳しい日にはテレビで「お年寄りや子どもは外出しないように」という警告が流れたりもします。

いたるところにスケートリンク

　天候が穏やかな日は、家のすぐ外の凍った湖や沼をシャベルでならしたり、広場に水をまいて凍らせたりして、子どもたちがスケート遊びを楽しみます。

暖かい家とホットチョコレート

　外遊びが終わり家に入ると、家の中はあったか。ほとんどの建物はセントラルヒーティングです。家の壁は断熱材で二重に造られ、暖炉のある家もあります。子どもたちは、ぬれた靴を脱ぎ、暖炉の前でマシュマロ入りのホットチョコレートで暖まります。夕食には家族そろって温かいチーズ料理や煮込み料理(北米の家庭料理)を囲む家庭も多いようです。暖かい家と暖かい家族との時間があれば、寒い冬も平気なのかもしれませんね。

ザ・雑学
暮らしの知恵「ガソリン銀行」